153話 ページ14
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sideA
ソ「A！！」
気付けば女王は、無数の槍に貫かれていた
エ「ソンジュ！ムジカ！」
『…あ、』
死んで、ない
ソ「A、大丈夫か。待たせたな」
目の前に女王が現れた時
はっきりと、自身の死期を悟った
ソ「A？」
こんなの初めてで
脳の処理が、追いつかなくて
ソ「おいA！」
『あ…ごめん。助かった』
…今、レウウィスの気持ちが解った気がする
ドキドキした
生を感じた
それで
殺したい
殺したくて、たまらない
そう強く思った
エ「！もしかして」
レ「ああ、
ノ「アレ…？」
火照る意識を現実へと引き戻す
僕のやることは、もう終わっている
ソ「遂に内実共に化物に成り果てたか。エマ、レイ、A。やつはダメだ。和平どころか交渉も見込めねぇ」
ム「五摂家は全員死んだのね」
女王「誰かと思えば…ソンジュ。お前が肉に肩入れとは…これまたどういう風の吹き回しだ。
まあよい。邪血の始末と脱走者の奪回。今日一日で片がつく。吉日だ」
ソ「ああ、俺達もあんたとケリをつけに来た」
ム「終わりにしましょう」
ソ「女王、あんたは今日、ここで俺が殺す」
時間稼ぎでいい
それだけで、いい
きっと二人とも解っている
女王「……殺す？お前が？私を？
げに愚かな弟よ。妾を殺すとな？
王の子に生まれておきながら。古き信仰に囚われ王の意に背き。邪血を連れて逃げた裏切り者が」
ソ「裏切り者はあんたらだろ。私欲のため守るべき道理に背き、クソッタレな約束で全てを歪めた。その上邪血を独占、抹消しようとした。
反吐が出るぜ」
女王「よい。お前には既に期待もしておらねば関心もない」
ム「…今の内に、その子を連れて下がるのよ」
ノ「だめだ…ザジはまだ動かせない｣
『ねえムジカ、女王には2つ核があるよね？』
ム「ええ。1つ目の核を潰した今、2つ目の核で復活したのよ。
初代王より王家に代々引き継がれる秘密の遺伝。私も詳しくは知らないけれど…
王族にはごく稀にそういう子供が生まれてくるって…」
エ「ソンジュは？」
ム「彼はその形質は持っていないはず。先王の子で格が2つなのはレグラヴァリマだけ」
レ「問題はその2つ目がどこにあるかだな」
『…多分、お腹だ。さっき槍が刺さった時、僅かに体をひねって庇った』
一撃なら
奴を殺せるかもしれない
目に止まらぬほど素早い動きで
ソンジュが、女王の腹部を
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共感性羞恥(プロフ) - レイ落ちの沼にハマった者さん» この作品に足を止めて頂きありがとうございます。いかに設定を詰め込むかに命をかけていたので、このようにご好評いただけること、大変嬉しく思います。 (4月19日 9時) (
レス) id: 4b1c35e127 (このIDを非表示/違反報告)
レイ落ちの沼にハマった者 - バイオレットフィズ、個人的には約ネバ原作より好きです。バイオレットフィズのカクテル言葉が『私を覚えていて』というのと目の色の変化がレイへの感情の変化を表しているのが好きです。というか最後のレイと主人公の告白&絡み最高に好きです。ありがとうございました (4月13日 9時) (レス) @page50 id: c0fda8e93e (このIDを非表示/違反報告)
共感性羞恥(プロフ) - 大阪谷さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。貴重なお時間をこの作品に割いてくださったことに感謝の舞です。 (3月17日 10時) (レス) id: 8adc0e19cf (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - 面白すぎてイッキ読みしちゃいました！完結おめでとうございます💐 (3月16日 16時) (レス) @page50 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
共感性羞恥(プロフ) - 青現さん» ありがとうございます。初めましての作品ということもあり拙い文章にはなってしまいましたが、何とか完結に至る事が出来ました。貴方様に出会えたこと、大変嬉しく思います。ここまで応援してくださり本当にありがとうございました。 (3月16日 9時) (レス) id: 8adc0e19cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：共感性羞恥 | 作成日時：2024年1月28日 14時
