38話 ページ39
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sideA
『ナットとトーマ、ラニオンはエマの所へ話を聞きに行った後ドンとギルダに報告。トーマとラニオンはそのまま訓練に合流、ナットは僕のとこ…そうだな、井戸の所に来て。』
ナ・ト・ラ「わかった!」
やはりエマ達は動けなくなった
ドンとギルダも目をつけられているため下手に動けない
となると僕らが脱獄の要、慎重に動かねば
それと
『アンナは僕と来て、頼みたい事がある』
ア「任せて…!!」
『ありがとう。それじゃあテストが終わり次第各自行動開始、ママには気をつけてね』
「「「「了解!」」」」
ア「それで、私に頼みごとって…?」
『アンナには薬学の知識を持っておいてほしいんだ』
ア「薬学?」
『そう、外に出たとして怪我や病気が怖い。下手したら全滅も有り得る。
それを未然に防ぐためにアンナと僕は医療の勉強を日々の訓練や準備と併用して行いたい。僕は医学、アンナは薬学に分担したいんだけど…できそう?』
これはダメ元のお願いだ
子供に、ましてや9歳のアンナに薬学は難しすぎる
医学の一環で薬はかじるから、もしダメでもその時は僕がやればい「やる」
ア「やるわ。私みんなの役に立ちたい!」
早速本探すね!と意気込むアンナ
…驚いた、即答とは
『…かなり難しい分野だよ。他のこともあるし負担が大きい。本当にいいの?』
ア「難しくてもやる。それに私を頼ってくれて嬉しかったの。」
その端正な顔は笑顔ながらも決意と覚悟に満ちていた
…アンナといいナットといい、いざという時本当に頼もしい
『…ありがとう。本は僕の方で用意するよ。後で持っていく』
ア「わかった」
じゃあ私は鬼ごっこに、と言ったところでナットが来た
ナ「おまたせ」
『エマから話聞けた?』
ナ「バッチリさ。やっぱりエマは諦めてなんかいなかった。それで、エマがノーマンの書いた計画書を持っていたんだ。それを元に作戦を練ろう」
計画書を受け取る
これは…ノーマン、本気で勝ちにきてるな
『了解、報告ありがとう。アンナとナットは訓練に合流して』
次は…レイかな
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作者名:共感性羞恥 | 作成日時:2023年7月29日 23時