30話 ページ31
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sideノーマン
…決められた時間、これは
即出荷じゃない
エマも気付いたようだ
ママはまだ制御したい、でなければこんな説得必要ない
問題は、今までと明らかにやり口が違うこと
レイを切ったのか?だとしたらここからはママの直接支配
となればチャンスは今しかない!
考えろ、リスクを無視して強行はできない
大人しく諦めて跪く?
いや違う!!
ママは下見ごときで即出荷しない!
それほどに僕らは特別、迂闊に摘めない最高級品
負けない、怯まない
外がどんな世界でも、僕は生きたい、皆と一緒に
「わかったよママ…
もういい子は辞める」
その瞬間一斉に走り出す
エ「ノーマン行って!!!!」
下見強行
エマがママを足止めする
そのすきに姿を消して下見を…
バキッ
…え?
エ「…あ、
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゛ッ!!!!!」
…うそ、嘘だ
エマの、…足が!!
マ「Shhh…よしよし大丈夫よ、痛くない痛くない。ああ可哀想に、私の可愛いエマ。だから諦めてと言ったのよ。でも久々のハグは嬉しかった♡
ノーマンもよく気づいたわね、素晴らしいわ!
…そうよ、私はあくまで制御する。あなた達はそれほどまでに特別なのよ。私が育てた最上の食料なの。」
「だったら…」
マ「だからこそ守らねばならない、なんとしてでも。」
頭が真っ白になる
今にも意識がとびそうだ
マ「諦めてくれないならこうするしか無かった。これで暫くは動けない。
無事明日を迎えられるわ」
エ「あした…?」
マ「そう、明日。大人しくお祝いしてねエマ。
本部から通達があった
おめでとうノーマン
あなたの出荷が決まったわ」
「……え?」
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作者名:共感性羞恥 | 作成日時:2023年7月29日 23時