バイオレットフィズ (ページ25)

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24話ページ25

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sideA

お絵描きをしているアリシアとジェミマを見守りつつ本を開く

ドンッ

ド「っと、ごめんママ急いでて！」

あれは…ドンと、廊下の先にいるのはギルダ…？

なんか怪しい…後をつけてみようか

ジ「A？どこか行くの？」

『御手洗。本、預かっててほしい』

ジ「まかせて！」

ジェミマの頭を撫で、静かに彼らを追う

ここは、イザベラの書斎…？

『ドン、ギルダ』

「「！？A！！！？？？」」

『静かに…何してるの？』

ギ「…っそ、それは」

ド「なぁ、…Aも連れてっていんじゃね…？」

ギ「何言ってるのドン…！Aにはまだ」

ド「だってこいつも頭がいい、それも異常に。
だから少なからず俺たちのことは勘づいてる、なあA」

『こそこそ怪しいとは、思ってたよ』

ギ「そんな…」

ド「ほらな、それに隊列を率いるやつは多い方がいいだろ？」

ギ「…っでもそしたらレイが、」

ド「…まぁ、そんときゃ俺が怒られる。A、俺達今からママの秘密の部屋に侵入する。もしかしたら危ない目にあうかもしれねぇ…そんでも一緒に来るか？」

『…勿論』

危ない目には、僕があわせないよ

君たちには真実を知ってもらいたいからね