３話え、なんで日本語しゃべってんですか。 ページ5
｢お前、なんで空から落ちてきたんだよぃ｣
『！？』
話しかけられたので、振り返るとさっきの変な鳥と同じヴォイスの人間が立っていた。
『………………。』
一体全体どうなってるんだ...
｢答えられねぇのかよぃ。｣
次の瞬間、身体中から寒気が走った。
自分を取り囲んでいる男達からの殺気が一斉に向けられたからである。
『ﾋｬｧｧｯ!!あ、あなたたち、なんで、ですか。』
何故只の旅船の客に武器を向けられて、殺気を放たれないといけないのか、不思議で仕方が無かった。
｢なんでも何もここは海賊船なんだよぃ。この海賊旗をみて分かんねぇのかよぃ？｣
男が差した上へと顔を向けると、何やら立派な旗がたっていた。
『かっこいい、ですね。』
素直に旗の感想を告げたAに、男達がざわつく。
｢カッコイイだろ？俺達の自慢の旗なんだぜっ！！｣
｢にしても、可愛い子ちゃんじゃねぇか！｣
｢いや、そこじゃねぇよ。この海賊旗見て俺達が何者か分かんねぇのかよ！｣
Aは、日本語がマシンガントークのように流れてくるので、後退りをしてしまっている。
そして、なおざわついている船上。
それを糸も簡単に沈めたのは、あの変な鳥。
ではなく、三日月型のヒゲをつけた巨人だった。
｢グラララララ！おめぇら、静かにしてろ！｣
でっかい、薙刀をもってこちらへ向かって歩いてくる。
『ﾋｪｪｯ！おおきな、ひと。』
｢グラララララ！小娘ぇ、どっから降ってきやがった？｣
甲板に巨人の威圧感のある声だけが響く。
途端に、ｸﾗｯと視界が黒くなった。足もふらつく。
だが、ほっぺを抓ってなんとか倒れないように意識を保つ。
｢グララララ！俺の覇気で倒れねぇなんて、大した小娘じゃねぇか！｣
『ごめんなさい。あなたたち、なぜ、えいご、しゃべらない、んですか？ここは、オーストラリア、違うんですか？』
シーーーン……。
心無しか皆の動きが固まったような気がした。
｢小娘ぇ、ここは新世界だぞ？それにえいごたぁなんだ？｣
巨人さんが問う。
因みに他のみんなはまだ固まったまんまだ。
『しん、、せか、い？オーストラリア、ちがうんだ。わたしの、まちがい、です。』
成程。新世界と呼ばれている国があったのか。と、納得したA。
『ん！？』
｢｢？｣｣
『それなら、なんで、日本語、しゃべってるん、ですか？』
｢｢はぁ？！にほんご！！？｣｣
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ゆめ - 自分のペースで無理をしないよう頑張ってください！私はこの作品が大好きなのでいつまでも待ってます！ (2018年4月11日 23時) (
レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
coron(プロフ) - 祈月さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです。これからはできる限り早いペースで更新する予定です！よろしくお願いします。 (2018年3月6日 1時) (レス) id: bb24071962 (このIDを非表示/違反報告)
祈月 - あの、もう更新はしないんですか？面白いので勿体無いと思います。頑張ってください！ (2018年3月5日 23時) (レス) id: d78c6d23c5 (このIDを非表示/違反報告)
たまたま(プロフ) - Rinrinさん» いえいえ、私もたまにあります笑 (2017年10月22日 20時) (レス) id: 0907e86698 (このIDを非表示/違反報告)
Rinrin(プロフ) - 間違えて２回も同じコメントをしてしまいました。すいません。 (2017年10月22日 20時) (レス) id: 496abde9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：coron x他1人 | 作成日時：2017年8月19日 0時
