第72話ローグタウン１６『信じられんよ』 ページ25
クザンが本部へと帰っていってから、たしぎちゃんとスモヤンは訓練で居ないしで独りスモヤンの私室の豪華な椅子で黄昏ているAちゃんだよ！
憂さ晴らしに机の上の大事な書類でも漁ってやろうと思い、ペラペラとその分厚い書類の束を捲っていた。その時ﾋﾗｯと一枚の新聞の端くれを床に落としてしまった。ヤバイと思って焦って拾おうと手を伸ばしたが、その記事の内容に思わず手が止まった。
『なにこれ……』
デカデカと書かれた［政府が保護していた不思議な生き物が脱走した!!!!!!!］という文字。そして、コロの写真。
ならコロを早くとっ捕まえてスモヤンとかに突き出すべきなのか？
…えだって、アイツなんかずっとストーカーみたいについてきてんだよね、。後をつけられてる？って言うのかな。アイツは私が気付いてないとでも思ってる様だけどお生憎とこちらも見聞色という便利な能力が有るから気配プンプンしてんだよね。だから、捕まえようと思えば捕まえられる。...
んだけれども！！どうせ政府のことだから保護していたとか表向きっしょ。奴等が不思議な生き物と言っときながら実験とかに使わないわけが無いんだから。...あ、私何もされてないのに反政府主義な変人なんで。
ガチャ
おぉ！愛しのmy angelよ、、(たしぎちゃん)
｢失礼します。Aさんお疲れ様です！...あれ？スモーカーさんいらっしゃらないんですか、、｣
何やら分厚い紙持ってはるけど書類かな？
『おつかれー。あれ、任務なのに一緒じゃなかったんだ？』
例の記事を凝視しながら口だけで話しかけてる私。
自分で言うのもなんだけど凄い偉そうだ。
｢さっきまでは一緒だったんですけど、、｣
そう言いながら私の方へ寄ってくる。
あ、正確には私が凝視している新聞記事に。
『そっかぁー、、まあもうすぐ帰ってくると思うよー。(←適当かよ
それより聞きたいことあるんだけどーさ！これについて詳しく訊かせて貰える？』
ﾊﾞｯと新聞の端くれをみせる。
｢あら？興味あるんですか。構いませんよ。｣
そう言うと一呼吸置き口を開いた。
｢あれはおよそ一年前の出来事。西の海にある凶暴な動物が多いことで有名なアニマル島に、海軍の軍艦が何十隻も押し寄せました。その時のトップが報告するには、当時アニマル島に着いた時には島はほぼ全壊だった。そして、凶暴な生き物も皆命を果てていた、と。ですが私は恐らく……。｣
そこで言葉を濁した。
第73話ローグタウン１７『ごめんね？騙すつもりはなかったんだ。』→←第71話ローグタウン１５『た、大将のビブルカード、』
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Rinrin(プロフ) - Rirykaさん» ありがとうございますっ！続き頑張りますっ！ (2017年9月3日 10時) (
レス) id: 496abde9e0 (このIDを非表示/違反報告)
Riryka(プロフ) - Rinrinさんっ！続編読ませていただきましたっ！めっちゃ気になりますっ！頑張ってくださいっ！ (2017年9月3日 10時) (レス) id: 342d566b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rinrin x他1人 | 作成日時：2017年8月3日 0時
