第62話ローグタウン６『素直じゃない奴』 ページ15
｢こっちの姉ちゃんも可愛いじゃん。どう？俺らと遊ばね？｣
ﾀｼｷﾞ｢な、何を馬鹿な事をっ！！｣
たしぎちゃんと顔を見合わせる。よし、逃げるが勝ち!!
そう思って若干無理矢理たしぎちゃんの手を引き、走った...がそんなん無意味やった。
『うぎゃっっ！』
逆の方の腕を物凄い力で引っ張られたかと思ったら、たしぎちゃんと手が離れてしまい、そのまま男の胸の中へゴールーー。
……や、割とガチで勘弁してほしい。こんな奴なんかとなんか…………
｢そんな泣きそうな顔で見るなよぉ〜。……襲っちまうぞ？(ﾎﾞｿｯ｣
『ゾクッ)ﾋ、ﾋﾔｧｧｯ!!』
耳元で不気味に囁かれて、背中に電気が走り、思わず、ひょんな声が出てしまった。
とか独りで説明してる間にも、男の顔がだんだんと近づいてくる。
……え。まだ初めてなんですけど。その〜それが。
えーー！ヤダヤダヤダヤダ。勘弁して。こんな奴に初めて奪われる位なら、私。もう立ち直れないよもう。下手したら旅人辞めちゃって、ひきこもっちゃうぞ。
足をバタバタさせて男を蹴りあげるが、なんせ体格から違うからしかもこんな体制で上手く蹴れるわけもなく……。とか思ってる間にも、あと数センチって所まで来ちゃってるよもう。てか、こんな状況でも呑気に独りで脳内実況出来るって私。ほんと、マイペースだよね。
ﾀｼｷﾞ｢とりゃ〜〜あっ！！！｣
『ぬ！？』
瞬く間にことが起こり、気が付いたらその男が倒れていた。咄嗟に、走り去りたしぎちゃんの隣へ。
そのまま睨みつけると、みんな逃げてった。リーーダーーすまねぇ!!とかなんとか言いながら。って、うぉい逃げるなよ。リーダー放って逃げといて、後でどうなっても私は責任取らないぞ。
とりあえず……
ダキッ))
『ありがとうぅぅぅ〜〜!!!』
ﾀｼｷﾞ｢え？！ちょ、Aさん？泣かないでください。｣
思いっきり抱きついたら慌ててたけど、ヨシヨシと背中を撫でられる。いや、別に私はレズとかじゃないからね?!間違っても!!!ちゃんと好きな男性のタイプくらい居るから!!!
もう私感動。だって、たしぎちゃんのカッコイイ姿見れちゃったからね。ん？始めからあんな男倒すくらい屁だよ。え、助けて貰っておいて減らず口だなぁって思った？？ありがとう、よく言われる。
第63話ローグタウン７『ま、まさかの三大戦力！？』→←第61話ローグタウン５『たしぎちゃん』
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Rinrin(プロフ) - Rirykaさん» ありがとうございますっ！続き頑張りますっ！ (2017年9月3日 10時) (
レス) id: 496abde9e0 (このIDを非表示/違反報告)
Riryka(プロフ) - Rinrinさんっ！続編読ませていただきましたっ！めっちゃ気になりますっ！頑張ってくださいっ！ (2017年9月3日 10時) (レス) id: 342d566b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rinrin x他1人 | 作成日時：2017年8月3日 0時
