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#07 <現実世界 3> ページ8

『…!!…!』

今度はなに。

『起きなさい!!』

あれ?

夢、だったのかな?
それにしてもリアルだったな。

私はすぐにリビングへ降りていった。

時間は…
いけない、遅刻確定だ。

「いってきます。」

私はランドセルに朝ごはんを潜ませて、家を出た。

現時刻は、電車が混み合う時間。会社員などの出勤時間と重なってしまった。

電車がガタッと揺れるごとに前後左右の人とぶつかる。

これは、朝ごはんお預けパターンだ。

電車に乗り始めて数分。目的の駅に着いたはいいものの、降りれそうにない。

「どうしよう…ど、どけていただけませんか…」

声は人混みにかき消された。

その時だった。

「何してんだよ。降りるぞ。」

そう言いながら私の手を引いたのは、不思議な少年の名前だった。

そういえば、不思議な少年の名前も電車通学だったな…

小学校はこの区に一校しかないため、遠くから来る生徒がほとんどである。

そんなことを思っているうちに私は電車から降りて、駅のホームに立っていた。

「ありがとう、不思議な少年の名前。」

とりあえずお礼を言って、改札を出て、学校へ駆けて行った。

私には

「おま、ちょ、まてよ。」

という不思議な少年の名前の声は聞こえなかった。

不思議な少年の名前も、Aを追いかけるように、学校へ駆けて行った。

予想通り、私は遅刻。朝の会の途中に教室に入った。

視線は集まる一方である。

「おっせーぞ?」

笑いながらそういうのはクラスメイトの名前である。
全く、恥知らずが。

「悪かったよ。」

『せんせー、遅刻しました。』

それとほぼ同時に、不思議な少年の名前も教室に入ってきた。

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設定タグ:名前変換オリジナル , 恋,恋愛 , 夢,ゲーム   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:夜桜まお | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/457d94de031/  
作成日時:2017年8月25日 18時

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