＃10 ＜現実世界 6＞ ページ11
図書室クイズラリーは、チャイムが鳴り、途中で断念。しかし、次の大休憩まで持ち越しができるのが嬉しいところ。
三校時目は、パソコン室で、コンピュータの授業だ。
しかし、このクラスのコンピュータの授業は他のクラスとレベルが違う。
そう。過去にも言ったように、先生がオンラインゲームを作った。
だから、そう。コンピュータの授業はそのゲームで遊ぶこと！
2回目のチャイムが鳴り、授業が始まる。そう。
大休憩に限り、休み時間終了五分前のチャイムと授業開始のチャイムに分けられているのだ。
私たちは教室を出て廊下に並び、パソコン室へ向かった。
先生がパソコン室の鍵を開けると、みんな上靴を脱いで、鉄色の靴箱へ入れた。
パソコン室の床へ上がると、そそくさと自分の席に着き、パソコンを起動させ、ログインしていく。
学校のパソコンは、フィルタリングが厳重で、変なサイトへ飛ばないようにされているが、広告が変なサイトへと陥れてしまう。
だからこその先生特製のゲームがある。
先生自作のゲームは、先生のブログから入場する。
先生のブログには広告が一切なく、安全適合されている。
どうやっているのかは流石の私でもわからない。
だってアニメとかの公式サイトではないし。先生って有名人？ってわけでもないし…
考えているうちに、ゲームユーザーログインページへたどり着いた。
空夢幻心と入力し、ログインした。
相変わらず綺麗な世界観を誇っているこの仮想世界。
先生は一体何者なんだ？
〜非日常の始まり編、完結。
記憶改変編、始動。〜
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作者名：夜桜まお | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/457d94de031/
作成日時：2017年8月25日 18時
