閑話-4 ページ43
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HR「なんで私の事呼んだの…？」
『うーん……張本人でもない且つ怒らない人だから…？』
HR「あ〜、わかった。Aのリリイベの事でしょ？」
『そう！！』
HR「Twitterも見たし、ゆうから連絡も来た。止めなかったの？って。私が先に知ってたら止めてるよね」
『それは、そうなんだよね〜』
"LINKの円盤見ない？"とはるちゃんを誘えばすぐに返事が来て、たくさんのご飯を買ってわたしの家まで来てくれたけどメインがDVDを見ることじゃないのはバレていたらしい。
リリイベの応募メンバーを勧めてきたのはまりんちゃん、それを知らずにTwitter上で知ったのはゆうちゃん。はるちゃんはあんまり…怒らない人だから。ちょうどいいと思った。
HR「それで、なんであんな感じに応募したの？」
『うーん…ほら、ファクチェでまくはツーショット当選したでしょ？あと地方ではサイン会も。
だから今回はお渡し会にしたかったのが1つ。』
HR「……ヘチャンは？」
『………ずっと、仲良くしてくれたから。思い出として1枚欲しかったの。ISTJのフォトイベも隣はまくだったし。』
HR「なるほどね〜、まあマークの次に仲良いもんね。」
『うん、だから2人の大事な思い出が欲しかったんだよね。そしたらまりんちゃんが背中押してくれて、それで？あとのメンバーはテンションで決めた。』
HR「それでしっかり当たってるのがすごいけどね。
マークは知ってるんでしょ？これ」
『しらないよ？』
HR「…………え？」
『え？』
はるちゃんはさっきまでの穏やかな表情はどこへやら、急に顔を青ざめてしまった。
そして数回ほど瞬きをしたあとわたしの肩をグッ、と掴んできた。めずらしい、はるちゃんが、わたしに少し怒ってる。
HR「Aの……命の、いやこれは言いすぎだな、身体のためを思って言うね。ぜっっっっったいにバレないでね、マークに。」
『う、うん…？』
HR「分かった？お願いだから。ね？」
『はい…』
HR「ったく……アイツ目離したらすーぐAにいらん事教えるんだから……」
『ゆうちゃんにはすごい怒られた』
HR「でしょうね……私はゆうほどAに怒ったりはしないけど、自分の身は自分で守るんだよ？」
『何の話？』
HR「…いやなんでもない。食べよ。」
はるちゃんはそう言って買ってきてくれたご飯を広げた。美味しそう。
でも、そっか。ペンコンもだし、アレもだし、リリイベもバレちゃダメなのか。
わたし、隠し通せるかなあ…
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作者名：あ | 作成日時：2024年4月2日 18時
