主題と主体は全て君-7 ページ46
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side_MK
MK「ヤー、ちょっと。
A、それはダメでしょ、待って。」
『……ぐっ、』
俺が頑張って我慢したのにいとも簡単にやってきたAが明らかに悪いと思うんだけど…、頬とか関係ない、キスはキスでしょ？
MK「俺、さっきすごくAにキスしたかったけど、
たくさん悩ませちゃったから我慢したのに……
ねえ、じゃあ俺も我慢しなくていいの？」
『ううん、我慢してほしい。』
………えーい、なんでだよ…、
正直、若干ムカついたけど、ここで我慢しなくてAに避けられる方が嫌だから額に口付けてあげた。
はぁ、優しいな俺、偉すぎるな……
MK「あいごエギ〜、顔真っ赤だね。かわいい。」
『ば、ばかじゃないの！ほんとに戻るから！！
………あした、最終公演、頑張ってね、たのしみにしてるっ』
Aはほぼ言い逃げの形であっという間に目の前から消えてしまった。
あーーー、本当に、俺今世界で1番運がいい男かもしれない。
正直ヘチャナに誘われた時はどうしようか迷ってたけど来て良かった。
ヘチャナだってAのこと相当好きだけど、
間接的に俺にアシストしてしまった事は黙っておこうかな。
ずっと不安だったけど、しばらくは今日の件で満足出来そうな自分に驚いた。
MK「Aに相当弱いんだから俺は……」
でもAが嫌だ、って言ってももうやめないよ。
もっと俺でいっぱいになって、もっと俺の事で困って。
俺がずっとAのこと可愛がってあげるから。
image song : Baby Don't Like it-NCT127
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作者名：あ | 作成日時：2024年3月6日 2時
