主題と主体は全て君-1 ページ40
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『ゆにてぃー東京1日目お疲れ様〜〜、無理言って焼肉にしてくれてありがとう、はるちゃん』
HR「いいよ、いつもの事でしょ。」
『んふふ、ごめんね、それにしてもまく、はるちゃんに威嚇するのなんなんだろうね。』
HR「絶対私が昔調子乗ってマウントとったからだと思う
私はAの家に泊まったこともあるし一緒に寝たこともあるよって」
『えー、それで拗ねたのデキるアイドルでかわいいね』
HR「ねぇ……本気でまだそう言うの？そのスタンスでいくの？」
『……、ふふ、なんのこと？あ、店長から電話だ。
先食べてて、わたしお手洗い行ってくるね』
HR「……。わかった」
"納得いってません"って顔に書いているはるちゃんを置いてお店の奥にある無駄に広すぎるお手洗いへ足を進める
「本気でまだそう言うの？」
「そのスタンスでいくの？」
「いつまで知らん顔するつもりなの？」
ここ2年くらいで大事な友達から聞いた小言は本当によく増えたと思う、それこそ偶然ご飯屋さんでまくと遭遇した時辺りから。
勘違いしないでほしいのは、わたしは別に知らん顔をしているわけではなくて。
まくがわたしのことを好いてくれてるのは有難い、し、嬉しいんだけど
どうしても信じ難いというか…、どうしたって終わりの見える関係性に進むくらいならわたしがずっとまくのことを追っかけ回すくらいが丁度いいというのが本音なだけ。
多分図々しいし、贅沢すぎると思うけど。
今までメンバーとの関係性を狙ってわたしと仲良くなろうとしてる人たちばかりで、特に高校生の時は若かったから人間関係によく疲れてて
ゆうちゃん、はるちゃん、そして今でこそあまり現場は被らなくなってしまったけどまりんちゃん。
みんなわたしより2歳上で絶対ガキンチョ相手で疲れると思うのに懲りずに7年以上仲良くしてくれてる。
だからこそまくとの関係性に小言が増えてきたのをなんだか結婚を急かされてる娘みたいな気分になってしまうんだ
『……折り返したのに出ないってなんなの…』
はるちゃんを置いてきてまでかけ直したのに……
なんだか気が抜けてしまって目の前のソファに座り込んでしまった
ああ、明日が終われば127としての活動しばらく見ることが出来ないのかなあ………
MK「………A……………？」
『………え』
ねえ、2年前もこんなこと、なかった？
→
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作者名：あ | 作成日時：2024年3月6日 2時
