最近炭治郎の様子がおかしい件について 2 (ページ5)

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宇髄さん編ページ5

藤の家紋の家につくと筋肉ダルマ先輩…もとい、宇髄さんが家の人に偉そうに指示をしていく

そして中にはいるとようやく胸倉を離してもらえた

くそ…宇髄さんのせいで隊服の胸元がぐしゃぐしゃになったじゃないか

私が不満を込めた目で宇髄さんを睨みつけると

宇髄さんはこちらをチラッと見た後私の顔を見て鼻で笑ってきた

許すマジ宇髄天元

そんな私の気持ちを知ってか知らずか宇髄さんは話を進めていく

｢遊郭に潜入したらまず俺の嫁を探せ、俺も鬼の情報を探るから｣

･･････

辺りに沈黙が訪れる

私が絶句して言葉が出ないでいると変わりに善逸が叫びだした

｢とんでもねぇ話だ!!｣

｢あﾞあ？｣

宇髄さんが不機嫌に答える

なんかそこらのチンピラ臭が隠しきれてない

｢ふざけないでいただきたい！自分の個人的な嫁探しに部下を使うとは!!｣

いつもは気弱な善逸もくってかかる

｢はぁ？何勘違いしてやがる！｣

｢いいや言わせてもらおう

アンタみたいに奇妙奇天烈な奴はモテないでしょうとも!!

だがしかし!!

鬼殺隊員である俺達をアンタ嫁が欲しいからって!!｣

ん？確か宇髄さんは任務で女の子が必要とか言ってなかったっけ？

｢馬ァ鹿かテメェ!!

俺の嫁が遊郭に潜入して鬼の情報収集に励んでたんだよ!!

定期連絡が途絶えたから俺も行くんだっての!!｣

とうとう宇髄さんの堪忍袋の緒が切れたのか善逸と近距離での怒鳴り合をしはじめた

｢そういう妄想をしてらっしゃるんでしょ？｣

｢ブッフｯｯ｣

さすがに今まで我慢していた笑い声が外にもれてしまった

やばい…

まだ振り回される！

と身構えていたが今度は炭治郎が前でかばう姿勢で立ってくれたのでなんとか大丈夫だった

…って、おい、伊之助何お前は菓子食いながら炭治郎に

なんでお前そいつのことかばってんの？

みたいな視線送るのやめろ！

炭治郎じゃなくて私が傷付くから