15.肺活量 ページ15
照side
長かった梅雨が明け、我が家にも夏がやってきた。
あちー
昼下がり。
クーラーは付けてるけど小さい子がいるからそこまで温度も下げられなくてなんとなく暑さが残るリビング。
Aとラウも溶けてるし笑
そうだ。
「そろそろプールやんね？」
いいこと思いついた。
こんな日にプールなんて入ったら絶対気持ちいい。Aとラウもきっと喜ぶ。
俺の一言でどこかの奥にしまってたビニールプールを涼太が持ってくる。
そして無言で渡される空気の抜けたビニールプール。
涼「はい」
「はいって…俺がやんの？」
涼「うん、お願いします」
それはそうみたいな顔すんな笑
「てか空気入れは？」
涼「あー、去年捨てた気がする」
いやまじか。だったら空気入れ買ってこようよ。
涼「買ってくるの時間かかるよ？」
Aとラウあんなに楽しみにしてるのに。
ふと見るとぷーる、ぷーるって小躍りしてるAとラウ。
仕方ねえ、やるしかない。
諦めて空気孔の栓を抜いて息を吹き入れる。シューっていう音がする。
だいぶ吹き入れてプールを見ると、頑張ったと思ったのにぜんっぜん膨らんでない。
これ時間かかるぞ？
いつのまにか寄ってきてたAが俺を見つめる。
「今膨らませてっから、ちょっと待ってろ」
『はーい』
ひーくん、がんばれー！
Aの応援を受けてひたすら空気を入れ続ける。
これ肺活量鍛えられるわ。
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江(プロフ) - ゆきのさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです…>_<コメント、とても励みになります！！これからも更新はしていくので楽しみにしていただけると嬉しいです！ (2020年10月11日 23時) (
レス) id: e57f0e2a57 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - ほんとにお話面白くて好きです！続き楽しみにしてます！ (2020年9月29日 23時) (レス) id: c539d6191c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江 | 作成日時：2020年7月26日 23時
