ぬくもり_2

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蓮side

みんな帰ってきて夜ご飯。

予想どおり涼太くんは、Aがあんまり食べれないかもってほうれん草のリゾット。

豆乳で作ってるらしくて、鮭も入ってて、どこまでも手が混んでる。やっぱりちゃんと栄養もわかってるのが涼太くん。(俺がわかってないみたいなのやめろってby大介くん)


でも涼太くんも珍しく慌ててたのかAを思いすぎてほうれん草とか鉄分系の食品買い込みすぎたらしく、関係ない俺らも何故か鉄分メニューに。

まあこれを機に不足しがちな鉄分を補おうってことでみんなで貧血予防。


ちょっとよくなってきたらしいからみんなの顔見たいかなっておんぶで下に連れてってやる。

今度は余裕も出てきて恥ずかしがってたけど、まあ蓮くんのおんぶもめったにないか、って。

若干楽しんでるだろ笑アトラクションが俺は。


座らせるのはまだよくないからソファに寝かせてやる。ちゃんと足上げて。


辰「うーん、やっぱまだ顔色よくないねぇ」

って辰兄。

Aの変化には敏感だからわかるらしい。かわいそうにねぇって顔覗き込んでる。


亮「テストお疲れ様。疲れが出ちゃったんだろうね、週末はゆっくりしよ」

勉強見てあげてた亮平くん。Aが頑張ってたの一番知ってるからねって。


涼「はいA、食べれそう？」

お昼あんまり食べれなかったのを知ってかそう聞く涼太くん。

湯気が立つリゾットに、
『…おいしそー…』
って。食欲も出てきたみたい。


ゆっくりちょっとだけ体起こしてあげると、自分で食べてた。

『…おいし。りょーたくんありがとぉ…』

涼「食べれそう？よかった、ほうれん草とか、鉄分入ってるからたくさん食べなね。」

って涼太くんがよしよししてる。


しばらく涼太くんと一緒に食べるAを眺めてた。

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