ぬくもり_2

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大介side

そんな俺らの会話を聞いてたのか、

蓮「貧血なら足上げるんだよ」

って今までごはん食べてた蓮がきて、クッション挟んでAの足を高くした。


「ほー。ってかなんで知ってんの？」

蓮も俺に似た元気タイプの人間だからそーいうこと知ってんの珍しくて聞いてみる。

蓮「いや、彼女が貧血持ちで」

貧血の対処法叩き込まれた、なんてさらっと言うから。

「ぇえ？蓮彼女いんの？聞いてないんだけど！」

って爆弾発言につい叫んでしまう。


蓮「しー、大介くんうるさいから。」

あぁ、Aごめん。

まじ？彼女いるとか聞いてないんだけど。あとで絶対事情聴取。蓮覚えてろ。


「Aー、これでちょっと楽になりそ？」

って聞いてみるも、

『…わかんない…しんどい…』

ってそれもそうか。

そんなすぐ効果出るわけないか。ほんとわかんないんだって。珍しく素直なAにちょっと焦っちゃった。


蓮「大介くん気はやすぎ。そんなすぐ効くわけないっしょ」

なんて、わかってますぅー。


蓮によるとまぶたの裏が白ければ貧血らしいんだけど、さすがにお年頃だからAさん、確認させてくれなかった。

蓮「お前、体調悪いのに恥ずかしがる必要なくない？」

って蓮には迫られてたけど笑

プライドが許さないらしい。思春期の女の子は繊細なんだから。

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