ぬくもり_2

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康二side
「髪の量多くないんやったら三つ編み緩めにしたらええと思う」

これで妹ちゃんも喜ぶんちゃう？

って丁寧に教えてくれた。


「ありがとうな、やってみるわ！」

これはええこと聞いた。



「A〜、明日髪くるくるになるの、こーじくんやったるわ」

これでAお姫さまなれるよって言うと、

『ええ！こーじくんやって！』

テンション爆上げ。


兄弟たちもどうやってやるのか見ようと集まってきた。


脚の間にAを座らせて、さっそく貧乏パーマ(いわゆる、な！)に取り掛かる。


相変わらずさらっさらでつやつや。これは守らなあかん。


ちょっと緩めにみつあみして、細いゴムで留めて、お団子にして。


大「なにそれー！」

「友達に教えてもらってん、これで寝て朝起きたら髪くるくるになってるんやって」


辰「ほんとにそれでできんの？」

亮「でもこれで出来るんだったらアイロンとか使わないからいいね」

ってみんな疑いつつも興味津々。


よし、できた！

「「…羊じゃん笑笑」」
左右にお団子二つ。完成形は羊。

っていうより？


照「A頭に焼売ついてるみたい」

大「あ、焼売はっけーん」

「よーく見つけてくれたな」


なんてくだらないことで盛り上がる俺ら。最高。


自分の姿がわからないAはきょとんとしてるけど、どんな髪型しててもかわええ。

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