検索窓
今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:34,035 hit

59 ページ2

side緑



応援合戦が終わり、次の競技は玉入れ


いつものメンバーの中だったら1番小さいが身長は平均身長くらいやし

それなのに「神ちゃん、小さくて玉はいるんか〜?」といじってくるシゲ

ほんま腹立つわ


緑「小さないし、玉くらいはいるわ!」


黄「…サボってないで玉くらい持ってきたらどうですか、重岡さん?」



淳太くんに見つかり、首根っこを捕まれ回収されるシゲにヒラヒラと手を振る



桃「神ちゃん、高い高いしてあげよか?」

緑「いらんわ!」


横からきたのんちゃんを軽く睨み、走って自分のチームのところに向かう


俺は小さない…あいつらがでかいだけや



呪文のように何度もその言葉を心の中で唱えてみる
そうすればちょっとは小さくないと自信がでてくるのだ



あっくんの放送がなり、深呼吸をひとつ

絶対勝ってあの2人を見返してやる!
合図の笛がなった瞬間俺は地面に落ちているたまを拾う



入れ!

最初に上に投げた玉は他のものと混ざってわからくなってしまった

それでも必死に上へ上へと網の中めがけて玉を投げ続けた





ピーッ
終わりの笛の音がして、一斉に元の場所へ戻っていく



ここからは玉を数える時間となる
一緒に数えるのではなく、担当の先生や生徒が数えそれを発表するという形になっている




橙「結果がでましたー!第1位は…2組ピンクチーム!!」



やったーと隣の子とハイタッチ
周りを見れば悔しそうな二人の顔が見えた気がしてなおさら嬉しくなる






退場した後、あっくんの所に駆け寄れば「おめでとー!」と抱きしめてくれた


緑「あ、シゲ!見たやろ、俺はやっぱ小さないねん!」


と言ってやれば「関係あらへんがな」と冷静につっこまれた


緑「いやあるかもしれへん…って次シゲリレー!」

赤「おう、そやで」

緑「俺の分まで頑張ってな!」



「おん、任せとき!」といつもの笑顔でいうシゲ

シゲはチームリレーの選手に選ばれてたが、部活チームで勝ちたいと時期部長らしい理由で断っていた


部活対抗リレーはチームの垣根なく応援するということでこの時だけはテント場所など関係なくなる


ということは、あのメンバーでシゲと濱ちゃんを応援することは言わなくても決まっていて

委員用のテントを陣取っていた



橙「代表は並んでください」

とあっくんの放送がかかった

60→←体育祭プログラム



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
409人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ペンギン(プロフ) - この作品も大好きで更新を楽しみにしていたので寂しいです。これからも頑張って下さい。 (2018年6月18日 8時) (レス) id: c34058457d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かのん | 作成日時:2018年4月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。