スケアクロウ .yellow (ページ23)

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Aside

好きや。____________そんなまっすぐな言葉で追い詰めないで…？

私だって、素直に頷ける立場でいたいのに…

忘れたのかな…？あなたのお父さんが私のお母さんと不倫してたこと…。

結婚っていう選択肢を示されたとしたら、いずれ両親に挨拶に行くのが世の中の暗黙のルールだって。

私はその“ルール”っていう名の“ミッション”をクリアすることなんて出来ない。

あいちゃんにも迷惑をかけるかもしれないし…

そんなの耐えられないよ…

「何が耐えられへんって？」

…そうやって私を優しく抱き締めたのは、

あいちゃんを肩に乗せた亮だった。

亮「子供肩車しながらってちょっとキツいな(苦笑)」

亮「…で？何にお困りですかお嬢さん？」

A「別になんでも…」

亮「あるから飛び出したんやろ。このどアホが。」

愛「あぁ～！ママいじめちゃだめ～！！」

亮「ごめんて(笑)」

そして、ふと真面目な顔になって囁いた。

亮「…今日泊まってもいいなら話さへん？」

なんでそんなずるいこと__________。

亮「多分子供には聞かれたくないことなんやろ？」

図星だ…

亮「そんで…彼氏とか居ないんやったらさ、ちょっと触れるくらいなら許してくれるんかなぁって。」

そうやってイタズラっぽく笑った。