しーち ページ8
▽
『 …もう無理。疲れたしんどい。家に帰りたいけど帰りたくない。 』
「 どっちだよ。 」
うぅ…と小さくうめきながら、机に突っ伏す私にたいして、隣で半ばあきれた様子でツッコミを入れる彼。
彼と言うのは、同じ大学の男友達のそらるのことで、性格よし、顔よし、頭もいい……所謂ゲームやアニメで言えばチートキャラってとこだ。
そんなチートキャラと仲良くなったのは誰も予想しなかったであろう村人Aのモブの私だ。まぁ、自分自身が一番驚いてるし不思議で仕方ないのだが。
ぶっちゃけ、最初の頃なんか、カツアゲされるかと思って結構わりとガチでびびってた。モブをびびらせてんじゃない、イケメンのくせに(?)
「 …何 ？ また弟のこと ？
Aも本当毎朝大変だよね…。 」
『 そうそう。本当、同情してくれるのはそらるくらいだよ。 』
「 …でもさ、普通イケメンな弟がいたら、喜んだり、甘やかしたりするんじゃないの ？ 」
『 私はイケメンと認めない。 』
イケメンなのは外面だけ。
内面に関してはただの変態にすぎない。
イケメンというのは私の目の前の君のことを指すんだよ、そらるくんや。ぱーどぅん ？？
『 いいなぁ、そらるの兄弟は皆いい子そうで。特に妹がいるとか羨ましすぎ……！ 』
「 そう ？ まぁ、確かにAの兄弟よりは手は焼いてないかな…。 」
『 そらる家の兄弟たちが、弟とか妹に欲しかった、切実に。 』
はぁ、と本日何回目であろう溜め息をついて、体を少し起こして頬杖をつく。
……とその時、何か思いついたのか、そらるが あっ、そうだ と小さく声を漏らす。
『 どしたの ？ 』
「 いや、俺の弟と妹がAの姉弟になる方法一つだけ見つけた。 」
『 え、まじで ？ 何々、どんな方法 !? 』
彼のその言葉に、食いついて思わず頬杖をつくのをやめ、彼の顔に近づき、まじまじと彼の顔を見つめる。相変わらずイケメンめ…。
………じゃなくて ！！
そんな私の様子におかしさを覚えたのか、目の前では小さく くすくす と笑っているそらる。
そして、小さく息を吸い込んだ
彼の口から出る次の言葉を待つ＿＿＿。
「 …俺とA、結婚すればいいじゃん。 」
終わり
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takuma(プロフ) - そらrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ結婚しよんnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnn！！！！！！！！！！ (2022年7月27日 15時) (
レス) id: 0d980e97d9 (このIDを非表示/違反報告)
めんとす - コメントの叫び最高かよ。 (2022年4月9日 15時) (レス) id: 3a3f6e4f3d (このIDを非表示/違反報告)
響 - 浦島坂田船じゃなくてそらるさんでコメント埋まってて草。まぁ私もだけどはーと (2022年2月26日 13時) (レス) @page8 id: 7b474202c0 (このIDを非表示/違反報告)
いえあ - そそそそそそそそっっっっらるるるるるるるるるるっっっっさささぁぁぁぁんんんんん！！！！！つつつつつつつづづづづきききききよよよよよみみみみたたたたたたいいいいいいよよよおおおお！！！！ (2022年1月17日 9時) (レス) @page8 id: 9a0f52c67f (このIDを非表示/違反報告)
ぱらら(プロフ) - コメント欄凄いことなってる そらるさん結こn(((殴(真顔) (2022年1月9日 22時) (レス) @page8 id: 528bfd8f20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なるるるる | 作成日時：2018年5月1日 19時
