〈浅沼晋太郎〉クールな兄に愛され過ぎてマジで困ってます。

§4→ギリギリセーフ！ ページ5

『やったぁぁぁぁ！！終わったぁぁぁぁぁぁぁ！！』


やった！終わった…！！


これで監督に怒られずに済むぞ！！


『本当にありがとうお兄ちゃん！これで提出出来る！』


「いいや、俺は軽くやっただけ。よく頑張ったなA！さすが俺の可愛い妹！」


お兄ちゃんは私の頭をくしゃくしゃと撫でる。


お兄ちゃんの笑顔を見て久しぶりに嬉しかった。嬉しくてお互い笑顔で笑い合う。


「はい、お兄ちゃんからの御褒美♪」


額に優しくチュッとキスをする。急過ぎて思わずボンッと顔を赤くする。


『お兄ちゃんのバ、バカ！！』


「んーもうAったらマジ可愛いんだから〜！」


ギュッと強く私を抱き締める。顔を埋められてるから苦しいんだけど！？


『〜っ！！〜ってば！！』


「晋太郎さん、Aちゃん……マネジャー忘れないで」


あ、しまった。お兄ちゃんの事でつい……。


「兄妹でそんな事出来るなんて……羨まし過ぎる！！」


『んっ！？』


マネジャー最近どうしたの！？そんなに兄妹でイチャイチャしてるのが羨ましいの！？


「でしょマネジャー！Aじゃなかったらこんな事やんねぇから」


『は！？何それ！？』


「Aちゃん、3時からイベントでしょ？急いで行かなくていいの？」


『あぁそうだった！すっかり忘れてた……お兄ちゃん離して！』


「え〜………一緒に居られると思ったのによ」


『終わったら戻るー！じゃ、いってきまーす』


私は急いで収録場へ向かった。


今日も浅妹はバタバタと忙しいのでした。

§5→愛が重過ぎて辛い→←§3→マジで助けて！

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