〈浅沼晋太郎〉クールな兄に愛され過ぎてマジで困ってます。

§38→必殺！萌え殺し！ ページ39

「はーいメイク終了でーす☆」


30分後。メイクが終了した。


『……凄い！！本当に私！？』


「えぇ、Aちゃんよ！これは晋太郎さん………瞬殺できるわよ」


ちょ、何言ってんの……。


瞬殺って……お兄ちゃんが耐えられなくなるって事！？


そ、それは……出来るだけ避けたい。


ほとんどの放送局で放送されるし……スタッフとかも大変だし。


……本当に大丈夫だよね！？


「ん〜……よく寝た〜……」


ゲッ！！お兄ちゃん！？


私は思わず近くに居たマネジャーの後ろへ隠れた。


「あ、マネジャー……Aどこ行った？」


「Aちゃんなら、私の後ろへ隠れてるわよ〜！」


何で言うのマネジャー！この服可愛いけど……見せると思うと何か恥ずかしいんだって……。


「ほ〜ら！可愛いんだから自信持ちなさいって！」


『うわぁ！！』


マネジャーに背中を押されお兄ちゃんの目の前へ。


やばい………めっちゃお兄ちゃんガン見してて恥ずかしい。


「……A」


『……ど、どう？お兄ちゃん？』


「……すごく可愛い……ってか俺を殺す気かよ……」


お兄ちゃんに………可愛いって言ってもらった。


この服買って貰って良かった！


「よかったわね、Aちゃん」


『うん！』


これが"必殺！萌え殺し！"なのだ！


「ってか兄妹じゃなかったら俺、絶対Aと即結婚してた」


何それ怖い。


でも私も……お兄ちゃんと結婚してたかも！……なーんてね。


これはさすがにみんなには言えないね。

§39→京都旅行ロケ開始！！→←§37→旅行ロケ前日

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す