〈浅沼晋太郎〉クールな兄に愛され過ぎてマジで困ってます。

§36→生まれ変わった私 ページ37

『……これが私………』


本当にこれ……私なんだ。


まるで生まれ変わったみたい。


「よければ……マネジャーが買ってあげるわよ？」


『え、いいの！』


「もちろん！たまにはマネジャーからも何かしてあげないとね」


『マネジャーありがとう！』


「お会計しましょうか？」


「あぁ、お願いします！」


『あぁ着替えるからちょっと待って！！』


────────────────


そして時間はあっという間に過ぎていった。


『凄く楽しかったー！マネジャー、今日は本当にありがとう！』


「いえいえ。こちらこそ楽しかったわ、ありがとう」


車の後部座席は荷物でたくさんだった。改めて見ると凄い量………。


「１回事務所へ戻るわよー」


あ、そういえば……お兄ちゃん仕事終わったかなー？


「ってかAちゃん、荷物大変でしょ？晋太郎さんも一緒に家の前まで送るわ」


『本当に？すごい助かる〜ありがとう』


「ちなみに可愛いワンピースは旅ロケの時に来て行きなさい！それまで晋太郎さんには内緒にするのよ」


『わかった！お兄ちゃんに当日見せるって事だね』


当日にこれ着ていったらお兄ちゃん……どういう反応するのかな！


旅ロケがさらに楽しみになってきた！


「(……もう、どんだけ楽しみなのよこの子は)」


マネジャーは微笑みながら心の中でそう思っていたのだった。

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