〈浅沼晋太郎〉クールな兄に愛され過ぎてマジで困ってます。

§31→お兄ちゃん依存症 ページ32

『あとね、マネジャー！もう一つ話したい事があるんだ〜』


「もう一つ？」


私は素直に生きていく事を決めたんだ。


だから……伝えないとね。


『実は私、お兄ちゃんにかなり依存してるかも』


「………え！？」


『お兄ちゃんと色々あったけど、どんな時もお兄ちゃんの事を考えてたんだよね。私に何かあったらすぐに飛んでくるお兄ちゃんが嬉しくて……いつかお兄ちゃん居なくなったらどうするんだろうってたまに思うんだー！』


「………」


『お兄ちゃんが居なくなっちゃったら…私生きていけない気がする。それで依存してるんだなーって気付いたの』


いつも笑ってくれるお兄ちゃんがもし隣から消えたらどうなるんだろう私。


何かあったら飛んでくるお兄ちゃんが来なかったらどうしよう。


……ってたまに深く思う。


『な、何か急に真面目な話しちゃったから恥ずかしい…』


「ふふ、やっぱり晋太郎さんと似てる。実は晋太郎さんも前、Aちゃんの話しててね……全く同じ事言ってたよ」


『……え？』


「"いつか居なくなったらどうするんだろう"ってね」


そうなんだ……お兄ちゃんも同じ事考えてたんだね。


『そうなんだ……でも大丈夫大丈夫！！私はお兄ちゃんより先には死なないからさ！』


「………うん」


何度も言うけど…似てるね私とお兄ちゃん！！


兄妹の思いは一つに繋がるんだね──

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