59.横山side ページ9
やっと熱が下がって、体も随分楽になった
外を見ると雲一つなく晴れ渡っている
いつもと同じ景色やのに、なぜか今日はすごく綺麗なものに見えた
そんなときに思い浮かぶのはメンバーの顔
みんな、何してんねやろ・・・・
そう考えていたとき、扉の開く音が聞こえて見るとマルが笑顔で俺の名前を呼んだ
近づいてくるマルの笑顔に安心して、その声に涙が出そうになって、マルに抱き着いた
ずっとしんどくて、何も考えられなくて辛かった・・・
そんな気持ちを一瞬で吹き飛ばしてくれた
マルは優しいから俺が抱き着いててもずっとそのままでいてくれる
甘えたかった、頼りたかった
そんな俺の気持ちをすべて受け入れてくれるマルが大好きで離れたくない
もう辛いの嫌や、もう1人になんの嫌や
ずっとこの温かさから離れたくなくて、どれくらいの時間こうしていたのかわからない
熱が下がっただけで、俺の病気が治ったわけじゃない
明日からまた輸血治療が始まるって言われたし、また不安が襲ってくる
だけど、そんな俺の不安を拭ってくれるかのように、マルが背中をさすってくれた
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紫織(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうすっかり愛読者です(笑)次回更新も楽しみにしてます！ (2017年9月16日 23時) (
レス) id: 51e4251fb2 (このIDを非表示/違反報告)
YOUMI(プロフ) - ゆうかさん更新ありがとうございます☆胸が痛くなる展開もありますが∞さん一人ひとりの形の違う優しさがお話に溢れていて読んでいるとPOWERをもらえる気がします！仕事に追われて心折れそうな時暑くてバテそうな時にPOWERを貰ってます！ホントにありがとうございます☆ (2017年7月25日 0時) (レス) id: 2f3bfe6b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうか | 作成日時：2017年7月14日 21時
