79.渋谷side ページ29
ヒナがヨコんとこに行ってから数分、こっちに戻ってくる気配はない
なんかあったんかなと気になって寝室の前まで行くと、ドアが開いたままやった
覗いてみると、ヨコがベッドの下でヒナに寄りかかって泣いていた
「・・・ヒナ」
そっと声をかけるとヒナはこっちを向いて、小さく頷いた
こっちは大丈夫やから、そう聞こえた気がして俺はリビングに戻った
大「すばるくん、おはよう」
渋「おう、起きたんや」
大「うん・・・横山くんは？」
渋「・・・もうちょっとかかりそうやな」
大「そっか。じゃあ朝ご飯作るな」
戻るとボサボサ頭の大倉が起きていた
俺が向こうに行ったとき目が覚めて、戻ってくるまで待ってたらしい
ヨコのあの感じからするともう少し時間がかかりそうやとみて、大倉が作る朝ご飯の手伝いをすることにした
それから俺らがご飯を作る音に気づいた他のメンバーも続々と起きてきた
錦「おはよー、めっちゃええ匂いやん」
大「もうちょっとでできるから」
安「村上くんは横ちょのとこ？」
渋「うん、落ち着くまで待ってるんやと思う」
丸「落ち着くって？」
渋「泣いてるみたいやったから」
大「そっか・・・。戻りたくないんやな」
錦「そりゃそうやろ。病院に戻りたいって思うやつなんておらんよ」
ほんまを言えばこのまま家にいさせてあげたい
だけど、それじゃヨコは良くならない
甘えさせたい気持ちをぐっと抑えて、今は心を鬼にする
全部ヨコのためやねん
わかってな・・・
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紫織(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうすっかり愛読者です(笑)次回更新も楽しみにしてます！ (2017年9月16日 23時) (
レス) id: 51e4251fb2 (このIDを非表示/違反報告)
YOUMI(プロフ) - ゆうかさん更新ありがとうございます☆胸が痛くなる展開もありますが∞さん一人ひとりの形の違う優しさがお話に溢れていて読んでいるとPOWERをもらえる気がします！仕事に追われて心折れそうな時暑くてバテそうな時にPOWERを貰ってます！ホントにありがとうございます☆ (2017年7月25日 0時) (レス) id: 2f3bfe6b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうか | 作成日時：2017年7月14日 21時
