52.錦戸side ページ2
パジャマを脱がせたとき思ったより痩せててびっくりした
2人とも一瞬戸惑った感じがしたから必死で平常を装った
ほんまは旅行のことを話しに来たけど、とても言える状態じゃない
元気になってもらうために考えた計画やったのにな・・・
錦「あっ、そういえば他にも何か買ってきてもらったよな」
安「う、うん！ゼリーとかプリンとか食べやすいもの買うてきたよ」
大「横山くん食べれそう？」
横「・・・・・・・。」
そう聞いても何も返事をしない横山くん
熱で返事をする気力もないんやと思う
最近あんま食べてへんって聞いたから少しでも何か食べてほしいねんけどな
どうしたら横山くんを楽にしてあげられるかなと考えていたとき、看護師さんが入ってきた
ベッドから横山くんの腕を出して、点滴をすると帰り際に声をかけられた
2人を見ると、亮ちゃん行ってと小さく頷く
「あの、気のせいかもしれないのですが」
錦「はい・・・なんかありました？」
「2日ほど前、夜に横山さんがみなさんが出てる番組を見ていらして」
錦「あぁ〜出てました。歌番組ですよね」
「はい、それを見ていた横山さんの顔がなんというかすごく悲しそうで。その次の日に熱を出されたので何か関係あったのかもと思って。私の思い過ごしだったらすいません」
錦「いえ、そうだったんですね。わざわざありがとうございます」
看護師さんの話を聞いて、さっきの横山くんの言葉の意味がわかった気がする
病気になる前から俺がおらんでも大丈夫やろとか冗談で言うてたこともあったけど
あれは少し本音が入ってたのかも
横山くんは自分は他のメンバーよりも劣ってるって感じてるところがある
元々そう考えがちだった横山くんが、本当に自分のいない現実を見て
自分がいなくても成立するんやって思ってしまったんやと思う
そんなこと、あるわけないのに・・・
俺らだって6人で出たかったわけじゃないよ、横山くん
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紫織(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうすっかり愛読者です(笑)次回更新も楽しみにしてます！ (2017年9月16日 23時) (
レス) id: 51e4251fb2 (このIDを非表示/違反報告)
YOUMI(プロフ) - ゆうかさん更新ありがとうございます☆胸が痛くなる展開もありますが∞さん一人ひとりの形の違う優しさがお話に溢れていて読んでいるとPOWERをもらえる気がします！仕事に追われて心折れそうな時暑くてバテそうな時にPOWERを貰ってます！ホントにありがとうございます☆ (2017年7月25日 0時) (レス) id: 2f3bfe6b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうか | 作成日時：2017年7月14日 21時
