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「 え、まだいたの？部活終わってたし帰ってたのかと… 」
村上「 アホ。LINE見ろや。 」
言われて急いで確認すると、
《まだやってんのか？》
《下駄箱で待っとる。》
と2件のLINEが入っていた。もちろん村上からの。
「 なんで？いつもこういう時先に帰って……
村上「 アーホ。こないな時間に彼女1人で帰らす彼氏がおるか。 」
横山「 あ"！！！俺筆箱教室に忘れてきてもうた！！！先帰っといて！！！また明日な！！！ 」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
「 あ…え、…うん、 」
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村上「 …………帰るで。 」
カバンを背負い直しながら歩き出す村上に、静かについて行く。
………村上、私の事待っててくれたんだ。
いつもは「お前を拐う趣味の悪い男とか早々おらんから大丈夫やって」とか言ってすぐ帰っちゃうのに。
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「 ………ねぇ、 」
村上「 なに。 」
「 ……もしかしてだけどさ、私と横山が一緒にいるの、妬いた？ 」
村上「 んな事で妬くか。お前らが一緒におる事なんていつもの事やんけ。」
「 じゃあなんで今日は待っててくれたの？ 」
村上「 ……そんなん、……気まぐれや。 」
「 へぇー。 」
勢いよく腕にしがみつくと「うわ、怪力で潰さんといてな」なんて茶化してくるものの、
一向に手を振り払わない村上。
……こんなカップルらしい日も……いいかな。
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《 ねぇ、やっぱり…》
《 妬いてへんからな。 》
《 ダウト。まだ私そこまで言ってないもん。 》
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作者名：ぺぺ | 作成日時：2021年2月27日 1時
