彼が私のカレシです。【∞ 紫】 (ページ2)

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放課後。いつも通りの帰り支度。

ちなみに、村上はバスケ部で私はバイト組だから彼氏彼女とはいえ毎日一緒に帰るーとかはない。

お互い休みな水曜日とかは気が向いたら帰る程度。

担任「あ、言い忘れてたけど、今日のテスト返しで赤点だったやつは、この後多目的室集合な。」

「えええ！！？なんでですか！？」

担任「補習のオリエンテーション。来なかったやつは夏休み全日補習だからなー。」

横山「最低や！！やっと部活やれんのに！」

担任「赤点とったお前が悪い。」

「 …横山、もう部活は諦めるしかないよ。怠った宿命だよ。」

横山「俺何の為に学校来たと思うてんねん！」

担任「勉強する為だろ。」

落胆する横山を介抱しながら多目的室へ。

教室に着くと各クラス選りすぐりの精鋭のバカたち()がダラ～っと座っていた。

横山「第一、まだ夏休みまで１ヶ月あるで！？なんでさっきの今で集まらなあかんねん… 」

「それは思う。はぁ…夏休み全然稼げないや… 」

横山「ヒナとデートの約束とかしてへんの？」

「無いし…村上はデートする気も無いんじゃない？」

横山「え…今どきのカップルってそういうもんなんん…？」

「知らん知らん。あーもう眠い… 」

そりゃ私だって一般的な学生カップルみたいにイチャイチャ手を繋いで帰ってみたいとか思ってますよ。

胸きゅんな恋愛だって求めてますけど

村上とイチャイチャ………

……うん、有り得ないよね。