彼が私のカレシです。【∞ 紫】 (ページ1)

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＊カレシとの日常ページ1

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「「 ……せーの！！」」

バッと同時に机に叩きつけられるテスト用紙。

1枚は31点、もう1枚は26点。

村上「うっわ、赤点大変やなぁー」

「アンタだってあと2点で赤点でしょ！！人のこと言えないから！！」

村上「 2点は2点やもん。俺赤点ちゃうしー。」

「くっそ… 」

村上「ご馳走様でーす」

2年生の夏休み前の最後のテスト。

お互い英語が苦手な私らは、点が低い方が1週間昼休みに飲み物を奢るという賭けをしていた。

結果は見ての通り、私の完敗。

更に赤点だった生徒は夏休みの3分の2、補習しないといけない始末。

横山「え！良かったー、Aも赤点やったら俺ぼっち回避やー。」

村上「ヨコ何点やったん？」

横山「安定の22点。」

「え、完全に仲間じゃん。いえーい！」ﾊﾟﾁｯ

村上「ほなアホ同士仲良うやりー」笑

「いいもんねー！補習中は横山と仲良くしちゃうもんねー！！」

村上「おーおー勝手にせぇや」笑

横山「え、ちょ、面倒に巻き込まんといてや…… 」

なんだよ…ちょっとくらい妬いてくれたっていいのに。

なんて調子で、こんな意地悪でツンツンなのは日常茶飯事です。