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知念 said








「言ったよ。・・・あれ?手紙に書かなかったっけ?」





A「書いてあったけど!!」





「けど?」





A「・・・今もそうだとは思わないじゃん。」





「そんなこと誰も言ってないじゃん。・・・って耳まで真っ赤になってる。


もしかして、それだけで赤くなっちゃったの?」





A「それだけで、って・・・。」





「あのさ、僕そういうの期待しちゃうからやめて。」





A「期待、・・・すればいいじゃん。」




「えっ・・・?」




A「だいたいさ、好きな人に告白されて赤くならないほうがおかしいでしょ。」









なんか、開き直ってる・・・?









「それって、・・・」




A「告白されたことはたくさんあるけど、・・・自分から告白するのは、これが最初で最後だと思う・・・。」









それってさ、


『あなたが初恋で、もうあなた以外は好きになれない。見られない。』ってことだよね?





素直に嬉しい!すごく。






でもこんなふうに僕が圧倒される、なんて僕らしくないから、ちょっとだけ意地悪しちゃう!









「ふーん。そんな折角のときにゴメンなんだけど、


僕のこと『侑李くん』って呼ぶ子とは、付き合えない。ごめんね。」









って真面目な顔で言ってみる。









A「えっ・・・・・・・侑李・・?」









かわいいやつめ/////









「っじゃあ、そういうことで、・・・これからもよろしくね。


僕の彼女さんっ(・・・・・・・)♡」


A「っ/////」





「言っとくけど、これが僕の初恋だし、僕の初彼女だから。


あと、僕はきっとAが僕を好きになるよりもずっと前から


Aのこと好きだったと思うよ。」





A「・・・それって、静岡の?」




「なんでAがそれを・・・。」




A「やっぱり。涼介が別れるときに教えてくれたの。」




「・・・別れるときまで僕の話題なの?


ほんとに・・・涼介もだけどさ、Aも僕のこと大好きだよね。」




A「うん!もちろん!」




「っAのくせに////」




A「ふふっ。侑李、お顔真っ赤だね。どうしたの?」




「あーあっ。そんなこと言っちゃうんだ。せっかく付き合えたのに、もう破局かもね。」




.

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作者名:悠華 | 作成日時:2019年12月2日 18時

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