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知念 said







「で、さっきのはどういうことかな?」





A「それはっ、ただ侑李くんのことをちょっと話しただけで、・・・」





「ふーん。


じゃあさ、どうして僕のことを『侑李くん』って呼ぶようになったのか教えてくれる?」





「それは、涼介がそう呼べって。」









涼介が?









A「ごめん。いやだった?」





「とっても。・・・Aと涼介の関係は?」






A「・・・・・・・・・元・・・彼。」









付き合ってたってこと?やっぱり二人は両思いだったんっだ・・・。









「なんで別れちゃったの?・・・って聞いてもいい?」





A「うん・・・。


私、他に好きな人がいたんだけど転校しちゃって・・・、


それで『俺が忘れさせてやる』って言われて付き合ったんだけど、


やっぱりその人が忘れられなくて別れちゃった。」






「転校って・・・僕たちの高校だよね?」





A「うん。」









Aにそんな人がいたなんて驚きだけど、


それ以上に『誰そいつ』って感じなんだけど・・・。







僕がいた頃には転校しちゃった人なんていなかったのに・・・。






その後に付き合ってたってことは、僕の直後ってこと?






だって大学が別々だから別れたってわけじゃないんでしょ?





でも、転校ってそんなに立て続けに起こるものなのかな?









「いつ転校しちゃったの?」





A「2年の冬くらい。」









やっぱり。僕と同じくらいだ。









A「誰かわかんない?」





「うん。誰そいつって感じ。」





A「ふふっ。相変わらず、侑李くんは侑李くんだね。」





「どういう意味?」





A「だってさっきまでは侑李くんの面影が全然なかったんだもん。


少し強引すぎるっていうか、


私の知ってる侑李くんじゃなくなっちゃったのかなってちょっと不安だった。」





「仕方ないでしょ、久しぶりなんだもん。


それも好きな人でしょ?僕だってかっこつけたくなるよ!」






A「////」





「お顔真っ赤だね。どうしたの?」





A「い、いま好きって!!!」







.

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作者名:悠華 | 作成日時:2019年12月2日 18時

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