５人の王子と美少女

足りない何か ページ46

知念 said




席替えで、一気にAと席が離れた。


代わりというか、Aと涼介は同じ班だった。




神様はやっぱり僕に味方をしてくれない。


まるで僕に、諦めなさい、って言っているみたいに。








花梨ちゃんと、ゆうてぃーは隣の班だった。


今の席の救いはそこの二人だけだろう。・・・皆遠い。







中島「知念！！隣の班だね。よろしく！」


「ゆうてぃー！よろしくねっ。」


花梨「私も！よろしくね。中島君・・・だったよね？」


中「うん！」


花「よろしくね！」


中「花梨ちゃん！よろしくね。」







ゆうてぃーって、もしかして、・・・・・・。









一方Aは、・・・・


転校生も現れて、早速机くっ付けてさ、仲が良さそうに話してる。


良いな。僕もAの隣が良いよっ。





そんなことを思いながら二人を見ていると、突然Aの視線が此方に向き、手を振られた。


慌てて前を向く。最近僕、どうしちゃったんだろう。




心の中が常に曇ってて、今必要な何かが足りない。


不意に涙が出そうになる。


特にAが他の男子と話してるところを見ると、心がズキズキする。


Aのことがいつも頭の中にある。





授業になんか、集中出来るわけないよ・・・・。






．

出場種目→←隣　　　1/22 追加

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
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