ありきたりなラブストーリーを、君と。S.S (ページ9)

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健人side

遠ざかっていくAを追いかけようとした、、けど、

風磨「中島、やめとけ。」

菊池に止められた。
俺はただ、可愛い妹を守りたいだけなのに。

「菊池………」

いっつもそうだ。
もう高校生のAにこんなことしてたって嫌がられるだけ。そんなの分かってる。けど俺は……

風磨「お前がAのためを思ってシスコンを“演じてる”のはわかってる。けど、あれはやりすぎだから。」

咲愛「健人って昔からそうだよね、普通よりちょっと上を行きすぎちゃうっていうか…笑笑」

「なんだよ、2人して…( ˙^˙ )」

一緒になって俺をバカにする2人。
でもこの2人は唯一俺の事を分かってくれる人達。
話を聞いてくれる2人には感謝してる。

風磨「まぁ今回はさ、あんなことにはならないんじゃね？」

「え…」

咲愛「私もそう思う。」

風磨「だって、勝利じゃん？あいつ真面目だし、一途だし笑笑」

「そうだけど……」

風磨「それにお前も知ってんだろ？……あの話。((ﾎﾞｿｯ」

「うん……」

風磨「じゃあ尚更、勝利なら大丈夫だと俺は思う。」

「まぁ………Aが本気なら…ね、」

♡

昔から、Aを好きになるやつは皆口を揃えて言っていた。

＿＿＿“可愛いから告ってみただけなのに”

＿＿＿“あいつマジでチョロすぎ”

Aは昔から“恋”というものに憧れを持っていたから、告白されると嬉しいらしく断らなかった。
その上、外見も性格も完璧で………モテないわけがなかった。

そんな妹がいると、、誰だって守りたくなるものでしょ？

少なくとも俺は、

何としても妹を守ると心に決めて生きてきたんだ。

汚い本性を隠した、、クズのような男達から＿。

でも、勝利は………彼だけは違うって俺は、、信じてる。

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補足情報:
Aには彼氏が出来たことないはずなのになぜ告白を断っていないの？と疑問に思った方にその真相を少し…。

Aは毎回告白してくれる相手にOKを出していて、本来なら付き合っているのですが、裏で兄(健人)が色んな手を使ってその話を無かったことにしてAに“○○くんがさっきの告白なかったことにして～って言ってたよ”と無理やり別れさせていた。という設定です笑

(分かりずらくてごめんなさい💦
兄こまという映画の最初の方を想像していただければ！)

という訳で、補足情報は以上になります！