ありきたりなラブストーリーを、君と。S.S (ページ11)

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Aside

「わぁあ( ᐢ˙꒳˙ᐢ )♡どれにしよう…」

可愛らしい店内には無数のケーキ達が並べられている。
なんだここ、

「夢の国じゃん、(*´▽`*)」

なんて、つい心の声が漏れてしまう。

勝利「…可愛ぃ((ﾎﾞｿｯ…」

先輩がそんなことを吐いていたなんて気づかないほど、私はケーキに夢中だった。

♡

♡

＿＿数分後…

結局、選べなくて目の前には5種類のケーキが(笑)

勝利「ほんと大好きなんだね、笑」

「あっ、、ごめんなさい！！！……((やっぱ多いよね、。やらかした…先輩、絶対引いてる……どうしよ、(＞＜)))」

勝利「((ｸｽｸｽ…よく食べる子僕好きだよ？笑」

「えっっ！！！聞こえてたんですか！？」

勝利「うん、笑」

またやってしまった！！！
私のバカ！笑

焦ってる私を見た先輩は、

勝利「あー、でもケーキだからなぁ…太っちゃうね笑((ｷｭﾋﾋ」

そう言って笑っていた。

♡

♡

私だけであんなに沢山食べてしまったのに、お店を出る時先輩は“着いてきてくれたお礼”なんて言ってお会計をさっそうと済ませてしまった。
なんてスマートでかっこいいの…。
風磨くんとは大違いだな、((←え

その後は少し寄り道をして、
気がついたら門限を回っていた。
(←兄が過保護のため門限は17時笑)

「健人くんに怒られちゃう、笑」なんて言いながら、
私を家の前まで送ってくれた先輩。

彼はどこまで優しいのだろう。
まだ会って1日も経ってないのに。←

勝利「今日は付き合ってくれてありがとう(´˘`＊)じゃあね、Aちゃん」

そう言って背を向けた先輩の裾を私は思わず掴んで、
驚く先輩はこっちを向く。

「……また、誘ってくれますか？(･-･｡`)」

気づいたらとんでもないことを口走っていた。
少し続いた沈黙の後に、
先輩は私に微笑んで、

勝利「健人くんと仲直り出来たらね( ´꒳` )((ｷｭﾋﾋ」

そう言って頭を撫でられた。
なんか子供扱いされてるみたいで……。

「…絶対仲直りするもん！！」

勝利「((ｷｭﾋﾋそれは楽しみだな笑」

意地っ張る私にやっぱりどこか余裕がある先輩。
……てか、なんで私はさっきからこんなに意地を張っているのだろう。

無数の疑問を抱えたまま、私は先輩と別れ、家の扉に手をかけた。