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(貴方side)
「あ、おかえり〜Aちゃん」
「ただいまー、ごめんね。お昼一緒に食べれなくって」
「いいよ〜何かあったん?」
「……あー、うん。ちょっと呼ばれたの」
「だ、誰に!?」
『Aちゃんはうちが守らんと!』と言いひよりんは飲んでいたバナナオレの紙パックを机に置くと立ち上がった。
「だ、大丈夫だよ、全然。ひよりんが思ってるようなことじゃないよ」
「………ほんと?」
「うん」
ひよりんは1年生のときに嫌がらせを受け呼び出されたことがあるらしく、そういうことではないかと疑ってくれたんだろう。
ほんとに違うんだけどな……
ひよりんから疑いの眼差しがすごい
『勇次郎に呼ばれた』ってひよりんになら言えるんだけど、ここ教室だからな…
「あ、ひよりん、こっち来て」
教室の端の方にひよりんを引っ張り、スマホを取り出す。
朝に勇次郎から連絡あって
ひよりん染谷君か!!
うん。昼休み、隣の校舎来てって
ひよりんなるほどなるほど
そういうわけでさっきまで隣の校舎行ってきてましたー
メッセージで伝え、ひよりんの方を向けば何故かひよりんの顔は頬がゆるゆるだった。
「え、どうしたの?顔ニヤニヤしてるよ?」
「うへへ、何にもないよ〜」
「………そう?」
「うん!」
ぜっっったい何かあったでしょ
その顔が物語っておりますよ、ひよりん
「あ、そうだ。色々あってお礼したくて柴崎君にお菓子とか作ろうかと……」
そこまで言ってハッとする。
ひよりんが好きな人は柴崎君。
なのに私がのこのこお菓子渡したりしたら
ひよりん、嫌……かな…?
おそるおそるひよりんの方に視線を向ける。
「……?」
何故かキラキラした目のひよりん。
「いいなーー!」
「………ん?」
「Aちゃんが作ったお菓子食べれるの!!」
え、そっち??
じ、じゃあ
「私、お菓子作っていいの?」
「なんでダメなん!!Aちゃんが作ったお菓子食べれるとか羨ましいぃーー」
「ひよりんの分も作ろっか?味はあんまり保証出来な_____
「いいの!?やったー!ありがと!!」
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あーー(プロフ) - ハリネコさん» 朔藍です。宮永はまだまだ出します!他のオリキャラも(作者の気が変わらなければ(笑))これからも読んでいただけると嬉しいです!! (2022年1月26日 23時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ(プロフ) - あーーさん» やっぱ面白かったです!あ、これ私の本アカです。宮永キー人物だ…! (2022年1月26日 21時) (レス) @page34 id: 6af24d38bc (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - ハリネコさん» 朔藍です。ほんっとにコメントありがとうございます!最高の褒め言葉です…! (2022年1月17日 18時) (レス) @page28 id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ - いや、なんかもう最高ですね( ´∀` )b (2022年1月17日 17時) (レス) @page28 id: 690aee62a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - ハリネコさん» こんばんは、朔藍です。4度目のコメント本っ当にありがとうございます!この作品、なんせ作者の妄想ですので!夢小説ですので!(笑)勇次郎これからも凄いかもです(笑)これからもよろしくお願いします! (2022年1月9日 0時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔藍 | 作成日時:2022年1月1日 7時