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○
前半が終わり、熱気に包まれ興奮冷めやらぬ会場。
の、裏を全速力で走り回る私。いや何故。
いや分かってますよ。冴くんからメッセージ来たことに気づいたからなんですけどね。でもさ、今日ぐらいさ。お母さんとおばさんと一緒に私も盛り上がりたかったよ！！ハイタッチとかしたかったよ！！！冴くんに断りを入れない私も私だけどさ！！！！
「って……冴くん…どこ、なの…」
来いと言われただけで、今冴くんがどこにいるのか私には分からない。ほんとどこにいんの冴くん。ていうか私みたいな体力底辺人間がこんな走り回ったところでさ…息切れで死にそうになるのがオチなんだよなぁぁああーー、サッカー部マネしてるのに何故体力がつかないのだ。めちゃくちゃ動き回ってんのになんで？？？
早くも体力の限界にたどり着いてしまい立ち止まろうと、走るスピードを落とした瞬間。
グイッと後ろから肩を引っ張られた。え、誰？なんで？てか普通にこれは…確実に倒れ＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿ることは、なかった。
体力が底をつき何も反応できなかった私の体が後ろに倒れるコンマ数秒の時間すら、なかった。私が倒れるより早く、誰かに後ろから抱き締められたから。
誰だと、この状況なら誰もが抱きそうなそんな疑問を抱く前に、誰なのか、本能的に感じた。
この人は、多分＿＿＿＿＿＿＿
「……凛？」
私の疑問に、言葉は返ってこない。けれど そうだ と肯定するように凛は私の肩に顔を埋めた。
え、私走ったから汗やばい…と思ったところで、凛も汗かいてたわ ならいっか と自己完結。
凛に捕まってしまいどうすることも出来ず、なんとなく凛のサラサラな髪を撫でてみるとお気に召したのか、うぜぇとかの否定的な言葉は出てこなかった。
ていう、か……え？私今…凛、に…抱き締められ、て…る？
………………え？え！？
だだだだだってこの前凛…私に……す、好き、とか言ってて………え、わ、私どうした、ら……え、えええああえええ
「A」
馬鹿なんじゃないのかとつっこみたくなる程煩すぎ心臓と謎の火照りと混乱で訳が分からなくなっていると、聞こえたのは聞き慣れすぎている低い声。
思わず顔を上げてみれば、ユニホーム姿の冴くんが立っていた。
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みじゅまる。(プロフ) - こんにちは。とても素敵な作品やと思いました、自分、あまり日本語得意ではございませんが仲良くしてくださると嬉しゅうございますわ。これからもよう頑張ってくださいませ。ボードに話しかけるのは駄目でしょうかいな？。仲良くしたいです。 (6月28日 19時) (
レス) id: 2b8d2ab93c (このIDを非表示/違反報告)
朔藍(プロフ) - ハロネコさん» いつもありがと (2023年2月27日 18時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
ハロネコ(プロフ) - すき (2023年2月27日 17時) (レス) @page13 id: 6af24d38bc (このIDを非表示/違反報告)
朔藍(プロフ) - 乱中 久さん» 千切くんの方もこっちも読んでくださってるのですか…！！！2作とも読んでくださりコメントもくださり本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2023年2月11日 22時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
乱中 久(プロフ) - コメント遅くなりましたが、こちらの作品の更新もありがとうございます！朔藍さんの書く軽妙なやりとりがとても好きです。これからも更新見守らせていただきます。 (2023年2月11日 20時) (レス) id: e6695fc53b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔藍 | 作成日時：2023年2月2日 21時
