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胃に穴が空きそうって、多分こういうときに使うんだろうな(白い目)
そのうちほんとにダバディさんの胃に穴が空かないか心配です。
「誰だ。このデブとオカッパは」
「そのU-20日本代表とやらの映像をチェックしたが、一言でいうと『クソ』だ。特にFWはヘボを煮込んだゲロしかない」
「俺は“
「……ダバディさん……ヘボって…煮込んだらゲロになるんですね…」
「そうなんだね……」
さ、冴くん、言い方よ……言い方ってもんがあるでしょ…??
ダバディさんの横で、冴くんのこれからの予定やら“
「あ、生瀬ちゃんは残ってね!」
「……え、私ですか?」
「そうそう!」
部屋から出ようとした冴くんについて行こうとしていたけど、何故か私だけが会長に呼び止められた。
冴くんの表情が分かりやすく不快そうに歪んだのが見え、これはまずいと思い冴くんの背中を押して押して部屋の外に出てもらう。
パタンとドアが閉まり振り向くと、言葉をかけられた。
「おお流石!生瀬ちゃんにだけは糸師冴が言うことを聞くという噂は本物だったんだねえ」
「……用件はなんですか」
パチパチとわざとらしく響く拍手と言葉に、棘しか感じない。この感じ、嫌だな。
「いい加減気が済んだでしょ?」
「…何にですか?」
「糸師冴を携えておくことにだよー」
「………は……はぁ…?」
「糸師冴が隣にいたら生瀬ちゃんの株も上がるもんねぇ。糸師冴、まさに歩くブランド!なんつって!」
「おお!上手いこと言いますねえ!」
「不快です。その言葉、取り消してください」
凛が目指してるU-20日本代表を仕切る監督と会長がこんな人間なの?うそでしょ?
訳が分からない言葉に苛立ちを隠せず言えば、何故か会長と監督は更に笑みを深める。
うわっと声に出してしまいそうだったけどなんとか堪えた。
「正直、高校に口出しするのキツいんだよねぇ。君のお父さんからも直々に苦情が入ってるしー」
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みじゅまる。(プロフ) - こんにちは。とても素敵な作品やと思いました、自分、あまり日本語得意ではございませんが仲良くしてくださると嬉しゅうございますわ。これからもよう頑張ってくださいませ。ボードに話しかけるのは駄目でしょうかいな?。仲良くしたいです。 (6月28日 19時) (レス) id: 2b8d2ab93c (このIDを非表示/違反報告)
朔藍(プロフ) - ハロネコさん» いつもありがと (2023年2月27日 18時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
ハロネコ(プロフ) - すき (2023年2月27日 17時) (レス) @page13 id: 6af24d38bc (このIDを非表示/違反報告)
朔藍(プロフ) - 乱中 久さん» 千切くんの方もこっちも読んでくださってるのですか…!!!2作とも読んでくださりコメントもくださり本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2023年2月11日 22時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
乱中 久(プロフ) - コメント遅くなりましたが、こちらの作品の更新もありがとうございます!朔藍さんの書く軽妙なやりとりがとても好きです。これからも更新見守らせていただきます。 (2023年2月11日 20時) (レス) id: e6695fc53b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔藍 | 作成日時:2023年2月2日 21時