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「凛ー、私今日“青い監獄(ここ)”出るね」



「あ?」



「いや、顔。顔顔。そんな驚く?」







今日は冴くんに、この日は来いと指定された日。今は適正試験中で、会いたいと思ったとき会えるか分からないから朝洗面所で待ち伏せといて凛を捕まえた。



凛には直接言った方がいいなと思って言ったら言ったでめっちゃ不機嫌になった。うっそー。







「……またクソ兄貴のとこ行くのかよ」



「クソ兄貴て……まあ冴くんのとこだけど」



「チッ」



「そんな堂々と舌打ちすることある??」







機嫌の悪さを全く隠すことなく舌打ちをかます凛。寝起きに伝えたからか余計に機嫌が悪そう。タイミングミスったかも。







「…次はいつ来んだよ」



「それは分かんないけど」



「ならここに居ろ」



「…それは無理なお願いなんだよなぁ…」



「…なんでだよ」







イラついてる、というより寂しい、という雰囲気を出しまくってる凛にウグッと心が痛む。



身長は私より遥かに大きいのに小さな子どもみたいに感じて思わず凛の頭に手を伸ばす。







「…年下扱いすんな」



「私凛より1コ上だよ」



「たった1コだろ」



「高校生の1コは大きいんだよー」







寝起き+目付き悪い+機嫌悪いという最悪3コンボ中の凛は多分、見る人が見たら冷や汗ダラダラものだ。でも全くそうは思わないのだから慣れってすごい。







「また絶対来るから」



「当たり前だろ」



「ふはっ、うん。だからちょっとだけ。これからは連絡するようにするし」



「………」



「んじゃあ次戻ってきたら何か一個だけなんでも言うこと聞くから。だからそんな不貞腐れないでよ凛ー」



「…なんでもっつったな」



「え、私が出来ることに限るよ?」



「分かってる」







何言われるんだろ。練習付き合えとかは…いつもと変わんないな。まぁ何にせよこき使われるのは間違いないなこれ。



でも冴くんのとこには今日行かなきゃだし。凛のお願い一個聞くくらい全然安いもんか。






 

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みじゅまる。(プロフ) - こんにちは。とても素敵な作品やと思いました、自分、あまり日本語得意ではございませんが仲良くしてくださると嬉しゅうございますわ。これからもよう頑張ってくださいませ。ボードに話しかけるのは駄目でしょうかいな?。仲良くしたいです。 (6月28日 19時) (レス) id: 2b8d2ab93c (このIDを非表示/違反報告)
朔藍(プロフ) - ハロネコさん» いつもありがと (2023年2月27日 18時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
ハロネコ(プロフ) - すき (2023年2月27日 17時) (レス) @page13 id: 6af24d38bc (このIDを非表示/違反報告)
朔藍(プロフ) - 乱中 久さん» 千切くんの方もこっちも読んでくださってるのですか…!!!2作とも読んでくださりコメントもくださり本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いします!  (2023年2月11日 22時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
乱中 久(プロフ) - コメント遅くなりましたが、こちらの作品の更新もありがとうございます!朔藍さんの書く軽妙なやりとりがとても好きです。これからも更新見守らせていただきます。 (2023年2月11日 20時) (レス) id: e6695fc53b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔藍 | 作成日時:2023年2月2日 21時

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