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(勇次郎side)
「……ふっ」
あ、やばい。抑えられそうにない。
「ふっ……ククク」
お人好しすぎて僕のことを考えるあまり、色々なことを考えるあまり一人で慌て始める彼女。
僕が考えていたこととは全く違うことを考え慌てている姿に笑いが込み上げてきてしまった。
いきなり笑いだしたりしたら変に思われてしまうだろうと思い、なんとか笑いを抑えようと頑張ってみる。
「……っ…ふはっ、」
こんなに自然と笑っているのは久しぶりな気がする。
そう思いながら笑いを抑えようと下を向いていた視線を彼女の方に向けると案の定というか、瞳をぱちくりと見開いている姿がある。
僕が考えていたことを言ってないからそりゃそうなるか
僕のことを第一に考えてくれている彼女にさっきまでの警戒心が大分薄れ身体の力が抜けていくように感じる。
せっかく提案してくれたのだから、ありがたく彼女の案に乗らせてもらおう。
「じゃあ、夕飯よろしくね」
笑い顔のままかもしれないけれど、そう伝える。
すると彼女はぱちくりと瞳を見開き不思議そうにしていた顔を安心したようにふわりと崩して柔らかい笑みを浮かべた。
「はい、りょーかいです」
そう言うと机の上に置かれていた淡い水色のマグカップをもってキッチンへ向かっていった。
夕飯を用意してくれている間、どうすればいいのか分からずなんとなく近くの壁に背を預けながらスマホを開く。
2日分の着替えや数泊できる荷物、学校の物は取り敢えず部屋の端の方に置かせてもらった。
数分後、鼻腔をいい匂いがくすぐってくる。
「用意できました。すみません、こんなものしかありませんが」
「用意してくれただけでありがたいからそんなのないよ。ありがとう」
『こちらです』と案内された席につくと目の前には数個の小鉢と白米が入った茶碗、スープなど思っていたよりたくさんのものが広がっていた。
「…え、こんなにいいの？」
「私の夕飯の…はっきり言うと残り物ですけど、そんなものでよければ。あっ、もちろん直接私の箸で触ってたりはないのでそこは安心してください！」
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朔藍(プロフ) - ハリネコ@サブさん» ハリネコさん！！お久しぶりです！！連載中に頂いたコメントでもすっっっっっごく励まして頂きました本当に感謝感謝すぎる泣泣最高の読者様に読んで頂けて好きになって頂けてこれほど作者冥利に尽きるものはないです泣泣ありがとうございます大号泣 (9月13日 18時) (
レス) id: 2d55a4ee9e (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ@サブ - 藍朔さん‼お久し振りです。サブから失礼してますハリネコです！久々に読みたくなっちゃって来ちゃいました笑もう五週目とかほんとにこの作品好きすぎてやばーいいい笑何回読んでも最高です！ (9月13日 15時) (レス) @page5 id: 690aee62a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - 相川あゆさん» ありがとうございます！今更で返信遅くてすみません…続きも読んでくださると嬉しいです！これからもお願いします！ (2021年12月31日 16時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
相川あゆ - 推します (2021年10月22日 7時) (レス) id: 1dc4ab95d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔藍 | 作成日時：2021年10月21日 21時
