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(勇次郎side)
制服に着替えてから洗面台を借り顔を洗ってからリビングに向かう。
リビングと廊下を繋げるドアを開くとふわりといい匂いがしてきた。
「あ、おはよ。勇次郎」
「おはよ、A」
「ごめん、朝ごはんは先に食べちゃった」
「全然いいよ。………え、まじで？」
目の前の机には昨日借りた食器に温かそうなおかずをのせたものが綺麗に置かれていた。
朝ごはんまで用意してくれてたんだ
驚きから『え、まじで？』と言ったことを違う意味で解釈したのか彼女は『ご、ごめん！』と慌てて言ってくる。
「あ、違う違う。朝ごはんまで用意してくれるとは思ってなかったからびっくりしただけ」
「そっち！？よかったー……」
『ありがとう』と伝えてから手を合わせて『いただきます』と言い、用意してくれた朝食を食べる。
なぜかは分からないけれど好みの味で落ち着く味。
黙々と食べていると彼女から声をかけられた。
「勇次郎さ、学校までの道とか分かる？」
「スマホで調べながら行くよ」
「あ、そっか。……あと、お弁当作ったんだけど…お姉ちゃんに頼まれまして」
「弁当？ありがと。助かるよ」
弁当まで作ってくれたとは。
3食も用意してくれるとはどこまで人がいいのか。
そのうち誰かに騙されたりするんじゃないかと割と本気で思う。
見覚えのある制服に身を包んでいる彼女は、ぱあっと明るく穏やかな安心したような表情になり、朝の情報番組に視線を移した。
十数分経ってから用意してもらった朝食を食べ終わり『ごちそうさまでした』と言えば『お粗末様でした』と彼女の声が聞こえてくる。
嬉しそうに柔らかい笑顔を浮かべて笑う彼女。
……うん、これはA、モテるな
お世辞抜きに一緒に仕事をしたことがある同年代の読モや女優より可愛らしい。
そんなことを思いながら立ち上がる。
面倒だから歯磨きとかはいいか
食器を持とうとすると横から手が伸ばされてきた。
「今度は私が片付けるよ。学校の準備した方がいいだろうし」
「いや、悪いから」
「いいよ。ていうか、水に浸けておくだけだし。帰って洗うから」
「え、そうなの？」
「え、うん。だって時間……はっ」
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朔藍(プロフ) - ハリネコ@サブさん» ハリネコさん！！お久しぶりです！！連載中に頂いたコメントでもすっっっっっごく励まして頂きました本当に感謝感謝すぎる泣泣最高の読者様に読んで頂けて好きになって頂けてこれほど作者冥利に尽きるものはないです泣泣ありがとうございます大号泣 (9月13日 18時) (
レス) id: 2d55a4ee9e (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ@サブ - 藍朔さん‼お久し振りです。サブから失礼してますハリネコです！久々に読みたくなっちゃって来ちゃいました笑もう五週目とかほんとにこの作品好きすぎてやばーいいい笑何回読んでも最高です！ (9月13日 15時) (レス) @page5 id: 690aee62a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - 相川あゆさん» ありがとうございます！今更で返信遅くてすみません…続きも読んでくださると嬉しいです！これからもお願いします！ (2021年12月31日 16時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
相川あゆ - 推します (2021年10月22日 7時) (レス) id: 1dc4ab95d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔藍 | 作成日時：2021年10月21日 21時
