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(貴方side)
今現在、土曜日の午前11時の約5分前。
見慣れている大きなビルの前でスマホを開き一応もう一度、昨日お姉ちゃんから送られてきたメッセージ。
お姉ちゃん明日、11時から事務所の手伝いお願いできる?明日はひよこが来れなくて
昨日日付が変わる前ぐらいに届いていたこのメール。
『ひよこ』？
あの、ふわふわした動物の……ひよこ？
ひよこが、来れない？
わけが分からずも特に用事はなく断る理由はなかったのでオッケーの返事をしたわけだが。
今までサラっとビルに入っていたけれど、なんだか妙に緊張してくる。
よし、と心を決めて自動ドアに近づきビルに入る。
LIP×LIPのマネージャーをしているお姉ちゃんなら2人の近くにいるのではないかと思い、LIP×LIPがいそうな場所を受付らしきところで教えてもらう。
お姉ちゃんが話をしてくれていたのか、かなりアッサリ教えてくれたことに安堵しながら、教えてもらった部屋のドアの前まで来て静かにドアを少しだけ開ける。
すると、部屋の中から聞き覚えのある2つの声が聞こえてきた。
「ねぇ愛蔵、勇次郎は最近どうしたのよ。なにかあったんでしょ」
「え、は！？……そ、そっすかね……」
「今のあんたの反応で決定的になったわ。何か知ってるのね。うん、話せ」
「……い、や…………」
「はなせ」
「俺が勇次郎にガチギレされて殴られるんですけど……」
「もしそうなりそうだったら勇次郎お気に入りのココアとかケーキ買ってくるから大丈夫よ」
「なんちゅう実力行使っぷり……」
勇次郎の言動が最近変なのは事務所でも同じらしい。
部屋の中にいるお姉ちゃんと柴崎君はこちらを向いていないから私のことは恐らく気づいていないのだろう。
こんな形で話を2人の話を聞くことは、盗み聞きをすることは駄目だと分かっている。
分かってはいるけれど、足がその場に縫いつけられたかのように動かない。
音を立てることもなんだか出来なくてドアノブを掴み、少しだけ開けたドアがそのままの状態。
無言が続き躊躇うような空気の中、柴崎君の声が空気を震わせた。
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朔藍(プロフ) - ハリネコ@サブさん» ハリネコさん！！お久しぶりです！！連載中に頂いたコメントでもすっっっっっごく励まして頂きました本当に感謝感謝すぎる泣泣最高の読者様に読んで頂けて好きになって頂けてこれほど作者冥利に尽きるものはないです泣泣ありがとうございます大号泣 (9月13日 18時) (
レス) id: 2d55a4ee9e (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ@サブ - 藍朔さん‼お久し振りです。サブから失礼してますハリネコです！久々に読みたくなっちゃって来ちゃいました笑もう五週目とかほんとにこの作品好きすぎてやばーいいい笑何回読んでも最高です！ (9月13日 15時) (レス) @page5 id: 690aee62a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - 相川あゆさん» ありがとうございます！今更で返信遅くてすみません…続きも読んでくださると嬉しいです！これからもお願いします！ (2021年12月31日 16時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
相川あゆ - 推します (2021年10月22日 7時) (レス) id: 1dc4ab95d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔藍 | 作成日時：2021年10月21日 21時
