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(貴方side)
空になったマグカップを持ち、ソファーから腰を上げる。
近くにあるキッチンに向かいシンクにマグカップを置く。
…ん？なんか、シンクに使われた跡がある、ような……
それも、今さっき使われたような
ハッとして机の方を見てみる。
なにもない。むしろ綺麗な状態。
洗った食器を乾かすための場所も見てみる。
明らかにいつもより多い食器の数。
数十分前に彼に出した食器類が水にぬれて綺麗な状態で置いてある。
それらを見て気がついた。
「もしかしなくても食器洗わせちゃいましたか！？」
「うん、食器洗わせてもらった。あ、ごめん。勝手にやって迷惑だった？」
「あ、いえ、そんなことないですしむしろありがたいですけど…！」
お客さんのように接していたから食器を洗わせてしまっていたことに少しの罪悪感がある。
夕飯を出すとか言い出したのは私だし
洗い物の音に気がつかなかったとか……
私、やばいな…
「えっと、…内田Aさん、だったよね。僕は染谷勇次郎、高2」
「……あ、そうです。内田Aです。私も高2です。染谷…勇次郎さん、ですか」
なんで私の名前を知ってるのだろう。
私の心を見透かしたかのように『名前は君のお姉さんに教えてもらったよ』と言われた。
「同い年なんだからタメ口でいいよ」
「分かり……分かった。なんて呼んだらいい？」
「なんでもいいよ」
「染谷君とか？」
「……なんか、苗字呼びは嫌」
苗字のこととか家のことでなにか嫌なこととかがあったのだろうか。
『染谷君』と言うと彼は少し顔をしかめた。
「じゃあ、勇次郎君？」
「……勇次郎、でいい」
何故か『勇次郎君』と言うと彼は更に顔をしかめる。
……じゃあ
いきなりの名前呼びで、呼び捨て……です、か…
え"、非常に恥ずかしいのですが
なにを隠そう私は今までに男の子を名前で呼んだことすら多分ないのですよ
年齢=彼氏いない歴の女子ですが
……ハードル、高くない…？
「………ダメ？」
「っ………」
……え、なに、それ
それされたらなんかダメって言えないんですけど……！
彼は首をコテンと少したおしながら私の顔をのぞき込んできた。
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朔藍(プロフ) - ハリネコ@サブさん» ハリネコさん！！お久しぶりです！！連載中に頂いたコメントでもすっっっっっごく励まして頂きました本当に感謝感謝すぎる泣泣最高の読者様に読んで頂けて好きになって頂けてこれほど作者冥利に尽きるものはないです泣泣ありがとうございます大号泣 (9月13日 18時) (
レス) id: 2d55a4ee9e (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ@サブ - 藍朔さん‼お久し振りです。サブから失礼してますハリネコです！久々に読みたくなっちゃって来ちゃいました笑もう五週目とかほんとにこの作品好きすぎてやばーいいい笑何回読んでも最高です！ (9月13日 15時) (レス) @page5 id: 690aee62a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - 相川あゆさん» ありがとうございます！今更で返信遅くてすみません…続きも読んでくださると嬉しいです！これからもお願いします！ (2021年12月31日 16時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
相川あゆ - 推します (2021年10月22日 7時) (レス) id: 1dc4ab95d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔藍 | 作成日時：2021年10月21日 21時
