受付嬢の私 2

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慎side







Aちゃんの家に着きインターホンを押したら｢はーい｣と玄関の扉を開けた。







｢おかえりなさい｣




慎｢…っただいま｣









エプロン姿で普段下ろしている長い髪の毛はひとつに縛られていた。




そんな可愛い姿なのに｢おかえりなさい｣とかやばい……








｢お仕事お疲れ様、早かったね？｣




慎｢仕事終わってすぐ出てきた｣




｢ふふっ、手洗って来て？ご飯もうできてるから食べよ？｣









何回が来たことのあるAちゃんの家だけどやっぱりまだソワソワする。









手を洗ってリビングに行くと良い匂いが漂っていた。







慎｢ほんとにチキン南蛮だ…｣




｢慎くんが言ったんじゃん笑｣




慎｢正直Aちゃんの手料理食べれるならなんでもよかった｣








そう言うと顔を真っ赤にする。




すぐ照れるところも好きだし分かりやすいところも大好きだ。









慎 貴 ｢｢いただきます｣｣







2人でそう声掛けをして念願の手料理にありつく。








慎｢めっちゃ美味しい！！！｣




｢よかった〜｣




慎｢いくらでも食べれそう｣




｢おかわりあるよ？｣









ご飯も食べ終わって2人でまったりダラダラしてテレビを見たり



ソファに座るAちゃんに抱きついたり




ずっと好きだったAちゃんと今こうして居られることが幸せすぎて死んじゃいそう。









｢慎くんお風呂入ってきたら？眠たいんでしょ｣




慎｢そうする〜｣









俺がお風呂から上がるとソファで寝ているAちゃん。








慎｢眠たいのそっちじゃん……｣









Aちゃんの頬を撫でながら俺が告白した時のことを思い出す。







あの時泣かせちゃったからもう絶対泣き顔なんて見なくない。





Aちゃんの笑顔の理由に俺がなりたい。









慎｢ずっと大好きだよ｣

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