受付嬢の私 2

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短編：スランプ




慎side







最近有難いことにダンス以外のお仕事も増えて




メンバーがリハーサルする中で




俺だけが別の仕事に行くことも多くなった。









だから、、







L｢慎そこ振り違う｣




彰｢まこっちゃんそっちのフォーメーションもっと右よって｣




北｢ボーカルと入れ替わる時ぶつかりそうなるからもっとこっちに行ける？｣









リハ中にダンスの振りが抜けたり




小さなミスが多くなってきた。









慎｢はぁ…｣







今日も失敗ばっかりだ。




こんなのダメだってわかってるけど気持ちが焦るほど、どんどんダメになっていく。









｢ため息ついちゃって、どうしたの？慎くん｣







後ろから愛おしい声が聞こえてきてバッと




振り返ると







｢うわっ、、びっくりした〜笑｣









ニコニコと笑うAちゃんがいた。









慎｢仕事終わり？｣




｢そうなの〜慎くんも？お疲れ様｣




慎｢…お疲れ様｣




｢…元気、ない？｣




慎｢Aちゃんの家行きたい｣




｢いいけど、？｣




慎｢ほんと？｣





｢ほんと笑｣









そのまま一緒に帰ってAちゃんの家に。




Aちゃんの手料理を振舞ってもらって




幸せに満ちていた。









｢なんかあったの？慎くん｣




慎｢…実は｣








最近の出来事を全部話した。



そしたらAちゃんからは思いがけない言葉が返ってきた。








｢そんな日もあるよ、そんな日が続く日もある誰にだって。無理に頑張らなくたっていいんだよ、慎くんたっくさん頑張ってるんだから。たまには肩の荷おそろうよ｣



慎｢…ありがとう｣




｢慎くんのためなら何でもしちゃうな〜〜！｣




慎｢じゃあ今日泊まりたい！｣




｢いいよ〜〜！笑｣









Aちゃんと話すと魔法みたいに肩の荷がおりていった気がした。

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