猫が十二匹。 ページ14
その日から、シャオロンは毎日、学校の話をしてくれるようになった。
今日は、遠距離の訓練があったで。
食堂のおばちゃんは、いつもおまけしてくれんねん。
なぁ、聞いてや。
ロボロな？バリ弓が上手いねん。
いや、ほんまに。
ロボロの弓、マジで百発百中やねんて。
今日はな。
俺のシャベル、バカにされてん。
そんなん武器やないって。
なんやねん。
ちゃんと先も尖ってるし、人も殺れるのに。
せやから、バカにしてきた奴は打ち負かしたったわ。
ゾムとロボロもようやったって言ってた。
なぁ、今日聞いたんやけどな。
ゾムは暗殺やってみたいんやって。
確かにあいつ、気配消すの上手いんだよな。
遠距離も近距離も凄いんやで。
暗殺とかやらせなくてもピカイチなのに、
気配とか消して襲い掛かって来たら、どう対処したらええんやろうな？
今日はな、
なんか、コネシマって奴に話しかけられてん。
突然、近距離戦を誉められたんや。
なんなのかは知らん。
ゾムとロボロも話しかけられた言うてた。
でも、コネシマって狂犬って、言われてる強い奴らしいねん。
急に何なんやろな？
シャオロンが、俺を抱き抱えて、そんなことを話すのが日課になって、
俺もそれを楽しみにしていた。
シャオロンが思い出し笑いでケラケラ笑うのも、クスクス笑うのも、
見てて、嬉しくなるから。
シャオロンといるときだけは、ふわふわポカポカ、温かくて。
寂しさも全部打ち消すような太陽みたいだなぁ、なんて、
シャオロンの話を聞きながらいつも考えていた。
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海翔(プロフ) - コメントありがとうございます!!!本気で自己満でしかないものにそう言ってもらえるととっても嬉しいです!!(*´∀`) (2020年11月13日 18時) (
レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
ユンソク(仮)(プロフ) - なんて言うんだろう、簡単にまとめると好き。 (2020年11月12日 0時) (レス) id: cdb5775375 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海翔 | 作成日時：2020年10月4日 10時
