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八話~理由はなんぞやと聞く~ ページ9

次の日



 




 






 






いや、あの………その………うん








昨日の夜は




影山「夜道はあぶねぇから送ってく」




貴女「え………あ、うん」







今日の朝は




影山「家近かったから朝一緒に行くぞ」




貴女「え………あ、うん」







その登校中は




影山「おい、そこ日が当たって暑いからこっち来い」




貴女「え………あ、うん」









………なんか、昨日から優しい



えっミケさん何か君にしたっけ?




ヒナによくっ言てたボゲェ!が僕にこないんだけど







えぇ………と?








懐かれた?








昼休み






貴女「………蛍」





月島「何、A」







蛍なら何でこうなったのかわかるかもしれない





月島「山口なら先に昨日と同じところに……」



貴女「影山に懐かれた」







 





 




 





月島「は?」






貴女「影山に懐かれた」





月島「えっ………いや、は?」





貴女「………」







何故か蛍が固まった









月島「………何があってそうなったの」




貴女「………しらない」





月島「はぁ?………ふざけてんの?」



貴女「ふざけてない」






ミケさんは何時だって真剣だよ、多分




ガラッ








「A!」









貴女「ホラ」




月島「マジか」








話してた内容の本人が教室に訪問してきた




蛍は微妙は何とも言い難い表情になった







蛍から離れて出入り口で仁王立ちしはじめた影山に駆け寄る








貴女「何かね?影山、ミケさんに何か用?」




影山「昼飯は食ったか?」




貴女「いいや?」







だってチャイムがなって10分しかたってないからね?ミケさん早弁なんて出来ない






影山「じゃあ食い終わったら体育館裏に来い、付き合え」





ガタンッ






命令形………


と言うか何か後ろで大きい物音が聞こえたのだが、誰か椅子からこけたのかね?







貴女「トス練?わかった」



影山「おう、なるべく早めに来いよ!」







言いたい事だけ言ってどっかに走り出した




廊下は走っちゃ駄目なんだがな………







貴女「………と、言うことなのでお弁当少しだけ下さいな」




月島「はぁ………アイツと仲良くしてんの?








少しだけネ



ホラ、行くよ」









今日も、蛍が僕の手を引いて歩く




蛍は何処か僕に壁を作ってる








なのに、僕の手を握る









だから………僕はその壁を壊したくて

九話~危険因子と化け三毛猫~→←七話~速く高くが大得意~



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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2019年8月18日 0時

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