【ハイキュー】烏野にはもう一人金髪眼鏡がいるらしいが……？ (ページ14)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:10,599 hit

十三話~無自覚父と可愛い娘~ ページ14

　
　
　
　
　

「「「「おつかれっしたー！！！！」」」」

部活が終わって皆が掃除したり帰りの用意を始める

澤村「あっそうだ、A！！」

貴女「はい！」

澤村「ちょっと残っててくれないか？」

貴女「わかりました！………蛍、山口、先帰ってて」

月島「………わかった」

山口「わかった！今日もお疲れ様！」

─────────────────

帰り道

他の皆が帰って、体育館の戸締まりを終えて鍵を返して澤村先輩と帰り道を歩く

澤村「態々すまんな、こんな暗い時間まで付き合わせて」

貴女「いえ、別に大丈夫です………」

澤村「なら良かった！」

何故僕を呼んだのか、今一分からない………と言うかこの人の考えてることが分からない

貴女「それで、何故僕を？」

隣を歩く澤村先輩を見上げる

あっ待ってミケさんの首が悲鳴をあげちゃう

澤村「あぁ、そうだったな……

はい、これ」

澤村先輩が眩しい笑顔で鞄から何かを取り出した

鞄から取り出されミケさんの手の上に置かれたのは

貴女「ホイッスルと……ストップウォッチ？腕時計……？どっち………………いやどっちにしろ良く買えましたね……」

澤村「ストップウォッチであってるよ、腕時計型だけどな

ホイッスルは俺達先輩からの入部祝いだ、ストップウォッチは武田先生からのだ」

貴女「！？えっちょっ二つも良いんですか？てか何で澤村先輩は二つともお金かけてるんですか」

澤村「んー、まぁ子供はまだ気にしなくて良いことだ！！」

ﾜｼｬﾜｼｬ

ニカッと笑った澤村先輩に頭を乱暴に撫でられる

………どこのお父さんもこんな感じなんだね

澤村「それを渡したくてな」

貴女「成る程……ありがとうパパ」

あ、やべ

ミケさんの口や、ちょっと滑りやすくなってるのかい？

澤村「お前のような可愛い女の子は育てた覚えはありません！」

貴女「おや澤村先輩は案外女タラシな節があるんですね」

澤村「は？！おんっえっ？！！？」

貴女「あはは！！テンパり過ぎですよ！

フフッ……何をそうテンパる必要があるんですか？フッ

………でも本当に嬉しいです、ありがとうございます澤村先輩！」

澤村「！どういたしまして！！お前のような後輩を持てる俺は幸福者だな！」

やっぱりこの人女タラシだっ！！