セブチのヨジャに密着です (ページ20)

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ジョンハンside

声だけでも明らかに戸惑ってるAの様子が目に浮かぶ。

この男のことをAがどう思ってるかなんて分からないけど、すごく大事な人みたいで、会話を聞いててすごく苦しくなった。

ミョンジュ「俺と一緒に、アメリカに来てくれないかな」

『それって、セブチをやめろってこと？』

ミョンジュ「そういうことに、なる。。Aにとってどれだけ大事なグループでメンバーなのかよくわかってる。だけど、それ以上に俺はAを幸せにする自信があるよ」

ディノ「ヒョン、行こう」

ハニ「あ、うん。。」

『ごめん。一緒には行けない。

ミョンジュのことはすごく大事だし、会えなくなるのはすごく嫌。でもね、私にとってはSEVENTEENが全部で、1番失いたくないものなの。』

ディノ「A....」

Aがセブチをどれほど大切に思ってくれてたのか。

わかってたつもりだったけど、Aの答えを聞くのが怖くて帰ろうとしてた俺たち。

でもそんなの心配する必要は全くなかった。

ミョンジュ「やっぱりそっかあ。」

『ごめん。。』

ミョンジュ「いいよ、俺はAのことYouTubeでいつでも見れる身だもんな、笑」

ほっとしたけど、Aのこと好きなやつって、やっぱメンバー以外にも沢山いるんだ。

ミョンジュって人は結構イケメンみたいだし、Aももしかしたら1度は好きになってたのかも。

ディノ「ヒョン、Aが帰る前に帰らないと」

ハニ「うん、行こう」

タクシーではやっぱりAのことしか考えられなかった。

どうしてもAが他の男のものになるのが嫌で。

とっくに気付いてたけど、俺はAのことが大好きみたい。

このままただのメンバーで、ただの兄でいていいのかな。

ハニ「俺、今日みたいな思い二度としたくないよ。Aが他の男に取られるんじゃないかって。」

ディノ「....うん。」

ハニ「ディノや。俺、Aのこと、本気になってもいいかな」

ディノ「...ヒョン、そんなの僕に聞くことじゃないよ。僕は何があっても、Aの1番の見方でいるだけだから。。」

ハニ「そっか、ごめん。」

ディノが少し悲しそうな声になったのに気づいて、またすぐに窓の外の建物に目を移す。

弟の本当の気持ちに気づいてて、でもそれよりもディノが今の関係を大事にしようとしてるのにも気付いてて。

こんなこと言うなんて、ほんとにずるいヒョンでごめん。