セブチのヨジャに密着です (ページ18)

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ジョンハンside

ハニ「ディノや！！」

ディノ「んえ！？なに！？」

ハニ「Aが...いいや、とりあえず来て」

眉間に皺を寄せてとぼけた顔をしてる弟の腕を引いて家を飛び出すと、ちょうどエントランスの前でAがタクシーを拾ったとこだった

ディノ「ヒョン、Aいるじゃん」

ハニ「うん、追いかけるよ」

すぐに来たタクシーに乗り込むと、男が人生で一度は言ってみたいセリフを言い放った

本当はこのセリフ、もうちょっとかっこいい場面で使いたかったんだけどな

ディノ「なんでAのこと追っかけてるの？もしかして危ないところにでも行くつもり？」

10分前の出来事を事細かに話すと、ディノはまた眉を眉間に寄せて口を開いた

ディノ「それって、ほんとにただの友達なんじゃなくて？」

ハニ「え？だって新しい服で、新しい香水だよ？ただの友達なわけないじゃん」

ディノ「ヒョン、Aは僕と遊ぶ時も新しい服は着てきてくれるよ。」

ディノは何故か慰めるように俺の肩をポンポンと叩く。

....いや！！それとこれとは別だから！！！

長い間男ばっかで暮らしてるとこうなるのか。

俺は妹がいるし女心はわかる方だけど、それにしてもこいつはわかってなさすぎる。

ハニ「とにかく、今日のAはちょっと変だったからさ。尾行はあんまり良くないけど。。気になるし。」

ディノ「Aは大丈夫だと思うけどなー」

ハニ「あ、止まった」

追いかけてたタクシーは、大通りより少し外れた道に入ると、オシャレな建物の前で止まった

ディノ「Aだ」

ハニ「ディノや、行くよ」

ディノ「ん、ああ、うん」